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    <title>経営者のための「フロー経営」セミナー</title>
    <link>http://www.officejk.jp/</link>
    <language>ja</language>
    <docs>http://blogs.law.harvard.edu/tech/rss</docs>
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      <title>親子の葛藤を解消するワーク     募集中！</title>
      <link>http://www.officejk.jp/article/14365208.html</link>
      <description>&amp;nbsp;&amp;nbsp;あらゆる人が抱えている「親子の葛藤」に対するアプローチです。後継者問題に悩んでおられる方にお薦めです。&amp;nbsp;&amp;nbsp;第1講 2013年 05月24日（金）（親殺しの瞑想）第2講 2013年 06月21日（金）（感謝の瞑想）第3講 2013年 07月19日（金）（リバーシング・ワーク）&amp;nbsp;＊第1講終了後は、懇親会がございます。&amp;nbsp; &amp;nbsp; &amp;nbsp; 【講 師】&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp; 天外伺朗&amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp;【時 間】 &amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp; 各13:00~17:00  &amp;nbsp; 【定 員】&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp; 20名&amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp; 【場 所】 &amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp; 国際文化会館（港区六本木）&amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp; 【受 講 料】&amp;nbsp; 15万円（振込確認後、受付完了）&amp;nbsp;&amp;nbsp;  【参加資格】 2009年度以降の天外塾卒業生  【内 容】   さまさまな瞑想法を中心にしたワークにより           自己変革、意識の変容を目指します &amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp; お申込みは・・・&amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;http://www.officejk.jp/category/1327009.html&amp;nbsp;&amp;nbsp; </description>
      <pubDate>Sat, 28 Apr 2012 00:04:24 +0900</pubDate>
      <category>トップページ</category>
      <author>株式会社 office JK</author>
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      <title>「フロー体験」に接地するためのインナーチャイルド・ワーク     募集中！</title>
      <link>http://www.officejk.jp/article/14365198.html</link>
      <description>&amp;nbsp;&amp;nbsp;「フロー経営」を実行したり指導したりするためには、まず本人がしっかりと「フロー体験」をしていなければいけませんが、多くの人が幼少期のつらい体験で情動に蓋をしてしまい「フロー」に入れなくなっています。このワークショップは、幼児期に遡ってそれを解消します。&amp;nbsp;第1講 2013年 02月15日（金）（楽しい体験・つらい体験の瞑想）第2講 2013年 03月15日（金）（フォーカシング瞑想）第3講 2013年 04月19日（金）（インナーチャイルド・ワーク）&amp;nbsp;＊第1講終了後は、懇親会がございます。&amp;nbsp; &amp;nbsp; &amp;nbsp; 【講 師】&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp; 天外伺朗&amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp;【時 間】 &amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp; 各13:00~17:00  &amp;nbsp; 【定 員】&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp; 20名&amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp; 【場 所】 &amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp; 国際文化会館（港区六本木）&amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp; 【受 講 料】&amp;nbsp; 15万円（振込確認後、受付完了）&amp;nbsp;&amp;nbsp;  【参加資格】 2009年度以降の天外塾卒業生  【内 容】   さまさまな瞑想法を中心にしたワークにより           自己変革、意識の変容を目指します &amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp; お申込みは・・・&amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;http://www.officejk.jp/category/1327009.html&amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;</description>
      <pubDate>Fri, 27 Apr 2012 23:54:42 +0900</pubDate>
      <category>トップページ</category>
      <author>株式会社 office JK</author>
          </item>
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      <title>「横田英毅特別セミナー」       ２０１１年 ７月３１日    No.50 </title>
      <link>http://www.officejk.jp/article/14249709.html</link>
      <description>   さる7月29日（金）、ネッツトヨタ南国のユニークな経営をリードされた横田英毅氏による、第2回特別セミナー（全3講）の第1講が開催されました。 1月に開校した第1回は、原発事故の影響で第3講をキャンセルさせていただきました（受講できなかった塾生は、今回の9月30日の第3講に招待させていただきました）。 横田さんは、2010年前期の天外塾（6講）は塾生としてご参加いただきましたので、私が彼のフィロソフィーに接するのは今回で9講目ということになります。 聞けば聞くほど、横田さんがひとつひとつの物事を、いかに深く掘り下げて考えておられるかが明らかになり、目から鱗です。 やはり、30余年の経営実践の中で、毎日熟慮してこられた内容は、そう簡単には伝わらない、という事なのでしょう。 たとえば、これは懇親会の場での話ですが、一人の経営者が、専門職として雇った人たちがなかなか他の業務を手伝おうとはしない、職場がバラバラで協力的でない、という嘆きを口にしました。 私は、軽い気持ちで、採用の時に手伝うことを条件にすればいいのかな、といったのですが、横田さんは、それでは問題の本質的な解決にはなっていない、とおっしゃいました。 採用の条件にすると、その場しのぎで「イエス」という人が入ってくるけど、専門職としてのプライドが高すぎて、いやいや他人の仕事を手伝うような人を採用しても、相談者の問題が解決したことにならない、ということです。 それから、採用の時にどういう質問をすればその人の人間性が浮き彫りになり、喜んで他人の仕事を手伝うような人が採れるか、いろいろ考えましたが、深く考えれば考えるほど、色々なことがわかってきました。 逆にいうと、ソニーに42年間も務めたのですが、こういう視点から人の採用を考えたことはいままで一度もありませんでした。 一般に、普通に企業を経営しているときに、いかに人は物事を深く考えることなしに、惰性と慣習でオペレーションしているか、思い知らされました。 採用力も重要ですが、育成力も大切です。 育成力が十分についてくれば、採用の基準が少々甘くても、いい職場は作れる、というのが横田さんの基本的な考えです。 ネッツトヨタ南国では、もし問題社員を発見しても、肩たたきをして辞めてもらう、ということはしないそうです。 そういう逃げ道を作ってしまうと、採用力も育成力も真剣に向上する努力がおろそかになる、というのがその理由です。 ネッツトヨタ南国では、新車の発表会をはじめとして、さまざまなイベントが、マネジメントが一切タッチしないで、若手従業員の自主的なプロジェクトとして開催されていますが、じつはそういったイベントは車の売り上げにはほとんど結びつかない、ということです。 だから、ほかのデイーラーでは真似をするところはあまりないそうです。 横田さんが、イベントを重視するのは、車を売るためではなく、従業員の人間性の向上にとても効果があるからです。 誰にも強制されずに、自分たちで困難な目標を設定し、それに挑戦して達成していくと、「できない理由を探さない人」が育ってくる、というのです。 これは、チクセントミハイの「フロー理論」で読み解くことができます。 我を忘れて、何かに夢中になって取り組んで「フロー」に入ると、どんな困難な状況でもめげないで突破していくようになります。 それを何回か経験すれば、人は誰でもやっている「できない理由を探す」というパターンから脱し、人間的に一回り大きくなるのです。 元気が良かったころのソニーは、必ず大プロジェクトで「フロー」を体験した人が次のリーダーになっていました。 通常のルーチン的な仕事や、上意下達型のマネジメントでは、なかなか人は「フロー」には入れませんから、ネッツトヨタ南国のように自主的なプロジェクトをどんどんやることは人財の育成にはとても有効です。 同業他社が真似してこないのは、そこまで物事を深く考えることが出来ないからでしょう。 このように、横田さんのセミナーは、必ずしも言語で表現できない内容も含めて、人間に対する深い洞察に裏づけられており、汲めども汲めども尽きない感じがします。  10月6日には、フローインステイテユート主催のネッツトヨタ南国見学ツアーがあり、その前日の5日は、高知市内で横田さんと私の講演会があります。 ご興味がある方は、フローインステイテユートにお問い合わせください。フロー・インスティテュート事務局 [info@flowinstitute.jp] また、2012年1月からは、officeJK  主催の「第3回 横田英毅特別セミナー」を開催します。 その概要を添付致しますので、ご検討いただければ幸いです。&amp;nbsp;天外伺朗&amp;nbsp;「横田英毅氏による特別セミナー」の概要 『日本でいちばん大切にしたい会社2』（坂本光司著）で紹介された「ネッツトヨタ南国」は、いま日本で最も注目を集めている企業の一つでしょう。そのユニークなフィロソフィーを樹立した横田英毅さんを講師にお迎えして、下記のようにセミナー（全3回）を開催致します。【第3回 横田英毅特別セミナー】ネッツトヨタ南国に学ぶ「人が育つ」マネジメント講師 横田英毅、天外伺朗＜講義内容とスケジュール＞ 全３講 各１３時~１７時第１講 2012年1月27日（金） 「人が輝く人間性尊重の組織づくり」 ~働く喜びと人間力~第2講 2012年2月24日（金）「戦略としての人材開発」&amp;nbsp;~できない理由を探さない集団の実現に向けて~第3講 2012年3月23日（金）「一番大切なことは何か」&amp;nbsp;~成功する秘訣は問題を発見して解決すること~場所：国際文化会館定員：20名受講料：15万円（振込確認により受付完了） 横田さんは、2010年度前期の天外塾に一塾生として参加され、他の塾生たちをびっくりさせました。 随所で、そのフィロソフィーの一端をご披露いただきましたが、塾生はとてもラッキーだったと思います。  私が、お伝えしている、フロー経営、燃える集団型マネジメント、従業員を徹底的に信頼する経営、長老型マネジメントなどは、横田さんはとっくの昔から実践されております。  私が、ソニーの創業者の井深大氏のマネジメントの中に発見して学んできたのに対し、横田さんは誰のお手本もなしに、独自に発見され、工夫されてきました。  その意味では、わざわざ「天外塾」で学ぶ必要はなかったのですが、心理学や「フロー理論」などを用いた私の体系化に興味を持っていただいたようです。  天外塾2010年度前期第6講（9月17日）には、2006年に日本一になった黄金時代の日本ハムを築きあげた白井一幸ヘッドコーチ（当時）もご出席いただきましたが、「叱らない、教えない、やらせない」とか、「結果は過去のプロセスがあらわれただけだから、いまとやかくいっても何もならない」とか、横田さんと全く同じ内容のフィロソフィーを語られました。 スポーツでも企業でも、人財が育ち、やる気と生きがいに燃えて人が力を発揮するためのフィロソフィーは共通です。 ただし、いまの産業界でもスポーツ界でも、このようなマネジメントの実践はきわめてまれであり、大多数は「指示・命令・叱咤激励・恫喝・脅迫」を中心とした「管理型」マネジメントです。 「燃える集団型」マネジメントのもうひとつの特徴は、「人が育つ」ことです。 かつての日本ハムも、2軍から育てた選手を中心に日本一に輝きました。 このあたりが、金に糸目をつけずに有名選手をとってくるチームや、すぐによそからCEOをリクルートするアメリカの企業とは違うところです。  ネッツトヨタ南国では、とてもユニークは採用選考により、人財を集め、従業員が楽しく伸びていけるようにさまざまな工夫をしておられます。 自動車ディーラーとしては例外的に従業員の定着率が高く、従業員の満足度も顧客満足度も群を抜いて高いのが特徴です。そのため、リーマンショック以降の不況にもめげず、立派な成績を残されています。 横田さん自身によるセミナーは、受講生に知識以上の何かをもたらしてくれることは間違いないでしょう。お申込みは、下記ホームページから・・・・http://www.officejk.jp/category/1327009.html&amp;nbsp;&amp;nbsp;</description>
      <pubDate>Sun, 29 Jan 2012 22:47:33 +0900</pubDate>
      <category>メルマガバックナンバー</category>
      <author>株式会社 office JK</author>
          </item>
        <item>
      <title>「般若心経の科学」       ２０１１年 ７月２４日 No.49</title>
      <link>http://www.officejk.jp/article/14236023.html</link>
      <description>&amp;nbsp;&amp;nbsp; 先週の木曜日（21日）、自民党の議員さんたちが集まる昼食会でお話させていただきました。&amp;nbsp; 最初に6月8日付けのメルマガ（No.45「インデｲアンの議会」）をお配りして、民主主義のルーツであるインデｲアンの議会では、7世代後の子孫の利益や、真実の言葉が口から出てくることを祈ってから始めるのに対し、国会の議論はまったく祈りはなく、きわめて表面的な言葉の応酬になっている、という事をお話ししました。&amp;nbsp; このグループは、すでに拙著『GNHへ』の内容もよく説明してあり、また、インデｲアンの民主主義の真髄を日本に紹介している、星川淳にも二度ほど講演してもらっているので、内容的には初めて聞く話ではなく、国会の議論の内容が最悪だ、ということもよくわかっています。&amp;nbsp; これは、おそらく民主党の議員さんたちでも同じでしょう。&amp;nbsp; つまり、両方ともよくわかっていながら最悪の議論を続けているのが、今の国会なのです（「わかっちゃいるけどやめられない」という古い歌を想い出します。内心よくわかっていても、選挙のことを考えると、なかなか今のパターンから出られません）。&amp;nbsp; その次に、7月20日付けのメルマガ（No.48「100年後の日本」）についてお話ししました。&amp;nbsp; 100年後には原発という概念がなくなっている、という点に関しては若干異論が出ましたが、今回のような事故の被害補償（何十兆円になるか不明）の償却や、すべての原発は今後事故の保険をかけなければ運用できないだろうし、なおかつ十分な安全対策が義務づけられる訳であり、原発の発電コストが安い、というのはいまや過去の幻想にすぎない、と説明したら、納得していただけました。&amp;nbsp; その他の点に関しては好評で、日本の復興には「物語り」が必要だ、という点は深い共感をいただけました。&amp;nbsp; &amp;nbsp;さて、以上の話はいわば枕であり、この昼食会に私が呼ばれたメインテーマは、7月21日付けで発売になった拙著『般若心経の科学（改訂版）』でした。&amp;nbsp; 国会議員と般若心経というのは妙な取り合わせと思われるかもしれませんが、もともとこのグループはそういうことに興味を持っている人たちの集まりであり、主宰者の山本有二議員は金融大臣になった時、般若心経の巻紙を仕込んだボールペンを配ったくらいです。&amp;nbsp; この本は14年前（1987年）に刊行されており、今回たまたま祥伝社黄金文庫で再版したいというお話をいただいて、久々に読みなおしたのですが、正直いって恥ずかしくて、全身から冷や汗が出ました。&amp;nbsp; 14年前の私が、いかに未熟で物事がわかっていなかったかを痛感し、今回全面的に書き直して、随分すっきりしました（まえがきでは、この14年間しっかりまともに生きてきた証拠だ、と強がっていますが&amp;hellip;）。&amp;nbsp; 高名な物理学者であるボームが提唱した「ホログラフィー宇宙モデル」と、深層心理学を切り開いたユングが提唱した「集合的無意識」の仮説が奇妙に一致し、それが「空」の真髄ではないかということを、新しい「あの世」の概念とともに説明しているところは前著と同じです。&amp;nbsp; その考え方を取ると、死んでから「よっこらしょ」と移動するという従来の「あの世」という概念が誤りであり、私たちは生きているこの瞬間にも「あの世」にも存在していることになります。&amp;nbsp; ただし、「あの世」に存在していることが実感できるのは「悟り」を開いた人だけであり、私たち凡夫は、それがわからなくて当然です。&amp;nbsp; 今回、表現を全面的に変えたことのほかに、二点ほど新しく書き加えました。&amp;nbsp; ひとつは、東日本大震災の被災者のことが念頭にあったのですが、強いストレスを受けて、通常の手段ではなかなか瞑想に入れないようなときに有効な、般若心経のマントラを用いた瞑想法であり、首尾よく瞑想に入れれば「生きるのがつらい」という状態を脱することができるでしょう。&amp;nbsp; もうひとつは、従来の仏教界の標準的な口語訳から大幅に逸脱した、天外伺朗による般若心経の意訳です（この後に添付します）。&amp;nbsp; もし、身近にさまざまな悩みを抱えている方がいらっしゃったら、本書をお薦めいただけたら幸いです。&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;天外伺朗&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;『般若心経』天外伺朗意訳 &amp;nbsp;観音様がね&amp;hellip;&amp;hellip;。観察している対象と一体感を感じるためのトレーニングにはげんでいたらね。宇宙全体がひとつに溶け合っている「あの世」の実体に触れたとさ。そうしたら、自分の身体も精神活動も、すべて「あの世」では全体の中に溶け込んでいることがわかり、今までさんざん悩んできた、一切の苦しみや災難にも、しっかりと対応できるようになったとさ。&amp;nbsp;シャーリプトラよ、よくお聞き。私たちは、ありありと個別の身体の存在を感じているが、それは「この世」の感覚であって、「あの世」から見れば、そんなものはまったく実体がなく、「全体としてのひとつ」に溶け込んでいるのだよ。それと同じように、感覚も想念も行いも意識も、「この世」では、あたかも、自分自身に属しているように感じられるけど、本当は宇宙全体として「あの世」にたたみ込まれている、というのが真の姿なのさ。&amp;nbsp;シャーリプトラよ、わかるかい。今言った、自分自身だけでなく、「この世」のすべては、個別に存在しているのではなく、全体として「あの世」にたたみ込まれている、というのが宇宙の基本構造なのだよ。それは、物質や精神だけでなく、じつは時間までたたみ込まれているのさ。だから、「あの世」から見れば、誕生も死も存在しないし、何かが変化する、ということもない。そう、「あの世」というのは、過去も現在も未来もすべてごちゃごちゃに一緒になった不思議な世界なんだよ。すべてが一体だということは、「正しい / 誤り」、「正義 / 悪」、「神聖 / 穢れ」などという区別もなくなるのさ。「これは正しい」、「こっちはまちがい」などと、どこかにピッと線を引いて、すべてを分け隔てて峻別しようとするのは、「この世」の思考パターンであって、真実の智慧からは、ほど遠いのだよ。「あの世」では、すべてが受容され、一体不可分だから峻別しようがないのさ。&amp;nbsp;今、私たちが、ありありと感じているあらゆる感覚も、あらゆる認識も、「あの世」では、まるで実体がないのだよ。&amp;nbsp;お釈迦様はかつて、私たちが宇宙の根本原理に疎いものだから、ついつい「あの世」の涅槃から分離したという「セパレーション感覚」を育ててしまい、それが我欲につながり、最終的には、老いや死などの苦しみを生じているという原理を、十二のステップに分けて、詳細に論理的に分析されたね。逆にいうと、人間の根本的な苦しみである老いや死から解放されるためには、この十二のステップをひとつずつ順番に滅していき、最終的には、宇宙の根本原理に対する昏さから脱しなければいけない、と説かれたのさ。&amp;nbsp;だがしかし、このような論理的な分析というのは、「この世」でしか通用しないものなんだよ。何故かと言うと、すべてが一体に溶け合っており、時間が存在しない「あの世」では、原因と結果が区別できず、いっさいの論理的な分析を超越しているのさ。&amp;nbsp;まったく同じように、人間は煩悩が尽きないから苦しむ、ということを出発点として、それからどうしたら逃れられるかを説いた、四つの真実（四諦）という仏教の根本教義も、「この世」でしか通用しない論理であり、「あの世の智慧」ではないのだよ。&amp;nbsp;「あの世の智慧」という言葉を使っているけど、それは「この世の知恵」のように、知識やノウハウとして獲得できるものではないのだよ。だから、何かを獲得しようとしないで、なんの目的意識も持たないで、ただひたすら、修行そのものに専念していると、修行者は「この世」と「あの世」を隔てている壁が淡くなり、すべては一体で溶け込んでいる、という状態に近づいていくのさ。その壁がなくなれば、一切の恐怖や不安もなくなるよ。さらには、自分の肉体という皮袋の内側だけが自分だ、という錯覚を離れて、「全体としてひとつ」という「あの世の智慧」に達すれば、ごく自然に、究極の心の平安が得られるのさ。&amp;nbsp;今までもそうだったし、そしてこれからもずーっとそうなのだが、悟りを開いた人というのは、専ら修行に専念してきたのであり、それにより、これ以上はない普遍的で、正しい悟りの状態に達するのだよ。&amp;nbsp;修行としては、ひたすらマントラを唱えて瞑想することをオススメするが、これ以上はないという、とてもすばらしいマントラを教えてあげよう。これを唱え続ければ、いっさいの苦しみから解放されるよ。これ、本当だよ。まさに、「あの世の智慧」に達するためのマントラだよ。さあ、これがそのマントラだ。&amp;nbsp;ガーテー・ガーテー・パーラガーテー・パーラサムガーテーボーデｲ･スヴァーハー&amp;nbsp;以上が「あの世の智慧」にいたる道なのだよ。&amp;nbsp;&amp;nbsp;</description>
      <pubDate>Sat, 14 Jan 2012 11:12:24 +0900</pubDate>
      <category>メルマガバックナンバー</category>
      <author>株式会社 office JK</author>
          </item>
        <item>
      <title>「100年後の日本」     ２０１１年 ７月 ２０日  No.48</title>
      <link>http://www.officejk.jp/article/14213663.html</link>
      <description>&amp;nbsp;&amp;nbsp; 前回は前世のお話をしましたが、今回は突然100年後の日本の話題です。&amp;nbsp; 7月16日に発売された『ゆほびか9月号』に、「日本復興100年ビジョン」というタイトルの私の記事が載りました（添付）。&amp;nbsp;今から100年後の2111年3月11日に、各国の首脳をお迎えして、東日本大震災の100周年記念行事が執り行われた、という荒唐無稽なストーリーです。&amp;nbsp; あとがきでも書きましたが、これは4月1日（エイプリルフール）付のメルマガとして準備したものですが、まだ被災地が悲惨な状況の中で、このようなふざけた内容は出せないと判断してボツにしたものです。&amp;nbsp; しかしながら、おふざけの中にも、しっかりと様々なメッセージを込めたつもりです。&amp;nbsp;&amp;nbsp; ひとつには、100年後の日本は、大統領制と道州制が採用されており、東北州の州都が気仙沼だということです。&amp;nbsp; 大統領の名前の明日野譲を、「あすかのゆずる」と読ませていますが、素直に読めば「あしたのじょー」です。&amp;nbsp; いま、東北の中心は仙台ですが、それがなぜ100年後には気仙沼に移っているかというと、この後に記述がありますが、復興後の新しい都市づくりのコンペで気仙沼が群を抜いて素晴らしい成果を上げたのと、国が大投資をして、新しいエネルギーシステムの研究開発の拠点を気仙沼に設置し、世界をリードしたというストーリーです。&amp;nbsp; 発明は、最も必要としている人たちと地域がリードするのが世の常ですが、新エネルギーシステムに関しては気仙沼ではないか、という想定です。&amp;nbsp; この記事のタイトルになった「日本復興100年ビジョン」というのが、大震災の翌年（2012）に制定された、という想定になっていますが、ポイントは何かというと、テーマソング（サザンならぬノーザンオールスターズの「つなみ」）が大人気を呼び、21世紀のベストソングに選ばれた、というストーリーです。&amp;nbsp; いまも政府の委員会が復興のプランを練っていますが、まじめで論理的で固い表現になることは、まず間違いないでしょう。&amp;nbsp;このようなビジョンが人々の心に沁みるためには、フィロソフィー、詩、物語り、に加えて、テーマソングに象徴されるようなプロモーションが必要なのですが、今の政府委員会にはそういう柔らかさはあまり期待できそうもありません。&amp;nbsp; いまは、復興のための増税が検討されていますが、あまり賢いとは思えません。&amp;nbsp; 被災者に喜んで寄付した人たちも、増税となると怒ります。&amp;nbsp; おそらく、これ以上赤字国債を増やせない、という意識が増税に向かわせたと思いますが、復興債は通常の国債とはまったく条件を変えて、別建てで考えてよいし、上手にプロモーションすれば、世界中の善意を集めて長年にわたって市場価値を保てると思います。&amp;nbsp; この記事では、復興債の規模を10年間で50兆円としておりますが、これはかなりのプロモーションがなければできません。&amp;nbsp; 復興債の一部は、新しいエネルギーシステムの研究開発に投資された、という想定ですが、それが実って「個電産業」、「エネルギーネットワーク産業」、「有機電池産業」などが次々に興り、日本が世界をリードした、という想定です。&amp;nbsp; そういう新産業は、壊滅的な被害を受けた市町村の復興から生まれるのですが、上記復興債の資金援助を受けて、世界中からアイデｲアと知恵をつのってコンペをおこなった、というのがミソです。&amp;nbsp; 気仙沼で採用されたシステムは日本人とイタリア人の共同提案で「ジョードシステム」と名づけました。&amp;nbsp; イタリア人は、昔の女優からロロブリジータという名前を拝借し、都市計画の専門家としました。&amp;nbsp; 日本人の方は、現に東北大学の教授、SF作家で、政府の復興委員会のメンバーでもある瀬名秀明博士を一字だけかえて、「エネルギーネットワーク工学」という新しい学問の提唱者、瀬名秀朗教授ということにしました。&amp;nbsp; 日本の復興にとって必要なのは、お金や知恵だけではなく、さきに述べた、詩、物語り、ビジョンなども大切です。&amp;nbsp; 悲劇を語り、たくさん誕生した英雄たちのストーリーを語り、海や原発のモンスターを語り、夢や希望を語るストーリーテラーとしての私の期待をSF作家に託して､今回あえて登場していただきました。&amp;nbsp; 瀬名秀朗教授が、三陸の浄土ヶ浜出身であることから「ジョードシステム」と名づけたことにしましたが、もちろんこれは西方極楽浄土が念頭にあります。&amp;nbsp; ジョードシステムというのは、二度と悲劇が起きないための徹底した防災対策はもちろんのこと、大自然と調和した美しく統制の取れた街並み。&amp;nbsp;人々が自然に集い、芸術、文化、趣味などを通じて仲間作りができる、お祭り広場を中心に配した街の構成。&amp;nbsp;個別の家やビルが、十分な断熱と太陽熱の有効利用により、夏も冬も冷暖房なしで過ごせる工夫。&amp;nbsp;各家庭やビル、コミュニティごとに必ずバッテリーを装備し、随所に設けられた、太陽光、太陽熱、地熱、風力などの、大小取り混ぜた発電装置から自動的にエネルギーが供給されるシステムなど、多くの特徴を記述しました。&amp;nbsp;&amp;nbsp; 「エネルギーネットワーク工学」というのは、いま話題の「スマートグリッド」をさらに発展させた夢の技術であり、エネルギーの供給に通信技術を導入したという想定です。&amp;nbsp; ラジオやテレビの電波は周波数で区別されていますが、ナビ（GPS）では、周波数の同調とはまったく違うスペクトラム拡散という技術が使われています。&amp;nbsp; ごく簡単に原理を解説すると、信号を一種の暗号化に似た処理をして、そのカギを持っている人だけが受信できるという仕組みです。&amp;nbsp; いま電力は50Hzもしくは60Hzで変調されていますが、もしこれを効率よくMHｚで変調でき、スペクトラム拡散的な新しい技術が開発されれば、指定した相手だけに電力を送るなど、いろいろな可能性が拡がります。&amp;nbsp; もちろん、現時点では単なる夢物語ですが、だからこそ研究する意味があると思います。&amp;nbsp; 「有機電池」というのは、現在でもありますが、この記事では生物のエネルギー蓄積システムにヒントを得て、飛躍的に容量が向上したというSF物語にしています。&amp;nbsp; 100年後には、原発という概念がなくなっている、というストーリーにしましたが、福島は広島や長崎とともに科学技術と人類の幸福の問題を問いかけ、発信する拠点に位置付けました。&amp;nbsp; 100年後の日本のGDPは、世界で5位としましたが、大震災以降日本が進めた社会改革が世界に浸透し、GDPで国を評価することはなくなり、かつてブータンの国王が提唱したGNH（国民総幸福量）が重視されるようになり、その評価基準では日本が一位になった、というのが結論です。&amp;nbsp; この最後のメッセージが、一番私がいいたいことであり、すでに大震災の後日本社会はしゃにむにGDPを追求してきた価値観を脱し、ごく自然にGNHを大切にする価値観へ移行しつつあるように思います。&amp;nbsp; その詳しい内容は『GNHへ』（ビジネス社）という本に書きましたので、ご参照いただければ幸いです。&amp;nbsp; 今回は、荒唐無稽な夢物語をご紹介しましたが、「真夏の夜の夢」として楽しんでいただけたら幸いです。&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;天外伺朗（どうぞご自由に転送して下さい）http://www.officejk.jpofficejk@onyx.ocn.ne.jp&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;『ゆほびか9月号』（2011年7月16日発行）より、&amp;nbsp;（タイトル）天外伺朗の〝日本復興100年ビジョン〟―100年後の未来からのメッセージ―&amp;nbsp;&amp;nbsp;ホロトロピック・ネットワーク主宰 天外伺朗&amp;nbsp;&amp;nbsp;2111年3月11日、東北州の気仙沼州都において、各国の首脳の列席のもとに、東日本大震災100周年の記念式典が開催された。日本の明日野譲（あすかのゆずる）大統領は、この100年の復興の様子を振り返り、次のような主旨のスピーチを行った。&amp;nbsp;①&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp; この記念式典にご出席いただいた各国首脳に対して、まず100年前のご支援に感謝する。世界中から寄せられた手厚い支援によって、日本はその後、すばらしい復興を遂げることができた。東日本大震災は確かに不幸な出来事だったが、まさに、あの瞬間に日本は生まれ変わったのだと思う。先人たちの知恵と勇気に、心から敬意と感謝をささげたい。&amp;nbsp;②&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp; 特に翌年に制定された「日本復興100年ビジョン」は、とかく沈みがちだった人々に、勇気とやる気を復活させ、復興の原動力になった。このビジョンのテーマソングに選ばれた、ノーザンオールスターズの「ツナミ」は世界中でヒットし、21世紀のベストソングに選ばれた。（20世紀のベストソングは、ルイ・アームストロングの「What A&amp;nbsp; Wonderful World」）&amp;nbsp;③&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp; 日本政府は、通常の国債とは別に、通称｢ツナミ債｣と呼ばれた復興債を発行し、世界中の善意を受けて10年間で50兆円を超える復興資金を確保した。個人の預金や企業の内部留保金は「ツナミ債」で保有することが、世界的に流行した。&amp;nbsp;④&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp; 日本の復興は、「個電産業」（⑦参照）、「エネルギーネットワーク産業」（⑨参照）、｢有機電池産業｣（⑩参照）などの裾野の広い新しい産業を生み、日本が新技術の発信源となった。気仙沼は、それらの技術の研究開発の中心拠点として、世界の技術革新に貢献した。&amp;nbsp;⑤&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp; 津波で壊滅的な被害を受けた多くの市町村は、政府からの豊富な資金援助を受けて、それぞれに｢未来型都市｣に向けたコンペを行った。とりわけ、この気仙沼で採用された、イタリアのロロブリジータ氏と東北大学の瀬名秀朗教授の共同提案「ジョードシステム」（⑧参照）は、その後の世界の都市作りのひな型となり、文化と技術の発信源となった。 &amp;nbsp;⑥&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp; ロロブリジータ氏は、当時はまだ無名な建築家だったが、その後「人間性都市工学」という新しい学問分野を樹立し、世界的権威になった。今や、都市計画とエネルギー供給、廃棄物処理などのエンジニアリング、文化や芸術を中心としたコミュニティ作り、住民の健康管理の仕組み作りが一体になることは常識になった。&amp;nbsp;⑦&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp; 瀬名教授が、気仙沼のために提案したシステムは、その後は「エネルギーネットワーク工学」と呼ばれるようになり、多くの新技術を生み出す原動力になり、世界のエネルギーの供給と消費の仕組みを一変させた。巨大な発電所に頼らず、個人や家庭や市町村で個別に電力を供給する方向性は「個電」と呼ばれるようになり、日本のお家芸になった。もちろん、「個電」のいちばんのベースは徹底した省エネルギー技術だ。&amp;nbsp;⑧&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp; 「ジョードシステム」というのは、瀬名教授の出身地である、三陸の浄土ヶ浜にちなんで名づけられた。二度と悲劇が起きないための徹底した防災対策はもちろんのこと、大自然と調和した美しく統制の取れた街並み、人々が自然に集い、芸術、文化、趣味などを通じて仲間作りができる、お祭り広場を中心に配した街の構成。個別の家やビルが、じゅうぶんな断熱と太陽熱の有効利用により、夏も冬も冷暖房なしで過ごせる工夫。各家庭やビル、コミュニティごとに必ずバッテリーを装備...</description>
      <pubDate>Sat, 17 Dec 2011 22:08:53 +0900</pubDate>
      <category>メルマガバックナンバー</category>
      <author>株式会社 office JK</author>
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      <title>「日本のロボット技術」         ２０１１年 ７月 ７日 No.47 </title>
      <link>http://www.officejk.jp/article/14185507.html</link>
      <description>&amp;nbsp;&amp;nbsp; 今回はがらっと話題を変えて、ロボットのお話をしましょう。&amp;nbsp; 多くの方はご存知だと思いますが、私はソニー在職中に、犬型のロボットＡＩＢＯや、ヒューマノイド（人間型）ロボットＱＲＩＯを開発したチームの責任者を務めており、一応ロボットの専門家として知られていました。&amp;nbsp;&amp;nbsp;2006年にソニーを退職すると、すぐに本名の土井利忠の生前葬を執り行い、以降は作家天外伺朗として生きてまいりました。&amp;nbsp; したがって、ロボットは私にとっては前世の話題であり、いままでは封印しておりました。&amp;nbsp;&amp;nbsp; ところが、6月22日発売の別冊日経サイエンス「ロボットイノベーション」に、はるか昔の日経サイエンス（2004年1月号）に載った論文が再録されました。&amp;nbsp; 他の論文は、全部新規の書きおろしなのに、どうした訳か7年前の前世の私の論文が亡霊のように立ち現われたのです。&amp;nbsp; 当時の私は、ＲＯＢＯＤＥＸと名づけたロボットの博覧会を定期的に主催しておりましたが、2003年4月7日（鉄腕アトムの誕生日）に同期して開催された博覧会に展示されたロボットたちを分類し、今後の進化の道筋を予測した論文です。&amp;nbsp; 日進月歩の技術の世界では珍しいことですが、7年の歳月を経ているにもかかわらず、この論文は訂正を要するポイントは一切なく、３Ｋロボットの分類には、ちゃんと原発用ロボットの記述もあり、ほっとしました。&amp;nbsp;&amp;nbsp; しかしながら、反省すべき点や、言いたい事もあり、論文とは別に短い文章を追加させていただきました。&amp;nbsp; ひとつには、この当時の私は、ロボットが21世紀の最初の巨大産業として立ち上がると信じており、鉄腕アトム的な夢を盛んに発信しておりました。&amp;nbsp; これは少々、薬が効き過ぎた感じで、日本中にロボットブームが巻き起こっただけでなく、国も大学の先生方も鉄腕アトム的な夢にのめり込み、何百億円もの予算が費やされました。&amp;nbsp; 私がエンターテインメント用にロボットを特化していたのは、現実の人工知能のレベルと夢のギャップがあまりにも大きく、とても実用的なロボットには使えないと判断していたからです。&amp;nbsp; また、この論文でもきっちり書いてありますが、移動手段としての二足歩行は効率も安定性も悪く、エンターテインメントかデｲスプレイ用しか用途がないと思っていました。&amp;nbsp; お役立ち系のロボットで、工学的に機能を追求していったら、二足歩行という解はありえない、というのが私の見解でした。&amp;nbsp; ところが、マスコミだけではなく、研究者たちまでが、ＳＦ的な夢を追って二足歩行の万能ロボットに大投資をしてしまったのです。&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp; もうひとつのポイントとして、福島原発の事故が起き、アメリカ製のロボットが導入されたという報道に接した多くの人が、「日本はロボット先進国といわれていたのに、どうしたの？」と聞いてきました。&amp;nbsp; 専門家から見れば、現場で何年も使いこんで磨かれていなければ、まともに役に立つロボットが存在しないのは当たり前であり、メルトダウンなどはあり得ないという考え方だった日本の原発でロボットが育っていないのは当然です。&amp;nbsp; アメリカのロボットが、なぜすぐに役に立つかというと、軍事用という明らかな用途があり、しっかり使いこんで磨かれているからです。&amp;nbsp;&amp;nbsp; 私は、現時点で総合的に判断して、日本のロボット技術がアメリカより進んでいるとは思っていません。&amp;nbsp; ＡＩＢＯが人気を呼んだ後、日本の研究開発は浮わついた夢を追って空回りしましたが、アメリカやロシアでは、この技術は軍事用に使えると確信し、莫大な投資をしてきました。&amp;nbsp; 私のところにも、アメリカの国防総省から巨額の研究資金のオファーがきたり、ロシアの技術スパイとおぼしき人からの接触があったりしました。&amp;nbsp; 私自身の夢は、エンターテインメント用としてロボット産業を立ち上げることだったのですが、ちょうど鉄腕アトムの誕生日と同じ2003年4月、日本中の株価を道ずれにしたソニーショックが起こり、会社の中はぐちゃぐちゃになりました（前回のメルマガ参照）。&amp;nbsp; ＱＲＩＯの発売は止められ、やがてわずかな赤字をとがめられてＡＩＢＯも生産中止になりました。&amp;nbsp; それでも起死回生の策として、人工知能の限界を破るべく、人工知能と脳科学を統合した「インテリジェンス・ダイナミクス」と名づけた学問を提唱し、その名を冠した研究所を設立し、所長兼社長を務めていましたが、これも2006年には閉鎖になりました。&amp;nbsp; 本名の土井利忠の生前葬は、このようなロボットに関する夢の挫折を清算する、という意味もあったのです。&amp;nbsp;&amp;nbsp; ただ、以上のように、日本のロボット開発に対して辛口の発言をしましたが、そもそも「21世紀にはロボットが巨大産業になる」と夢を煽ったのは私自身だし、結果的にはそれは世の中に嘘をついたことになります。&amp;nbsp; まあそれは「前世のカルマ」なので、いまの天外伺朗の人生でせっせと償うことになるでしょう。&amp;nbsp;&amp;nbsp;今回は、まだお盆には少し早いのですが、土井さんの亡霊として、多少未練がましいお話をさせていただきました（こんな話をするようだと、土井さんはまだ成仏しておりませんな、南無阿弥陀仏）。&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;天外伺朗&amp;nbsp;&amp;nbsp;</description>
      <pubDate>Sat, 19 Nov 2011 19:04:02 +0900</pubDate>
      <category>メルマガバックナンバー</category>
      <author>株式会社 office JK</author>
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      <title>「フロー」事始め    ２０１１年６月３０日 No.46 </title>
      <link>http://www.officejk.jp/article/14169601.html</link>
      <description>&amp;nbsp;&amp;nbsp; 6月24日（金）に2011年度前期天外塾の第3講が開催されました。&amp;nbsp; 最近の天外塾では、知識の伝達だけではなく、塾生の意識の変容のお手伝いが中心になっております。&amp;nbsp; 何故かというと、いくら知識を仕入れても、経営者が様々なトラウマに引っ掛かっていて「フロー」に入れない状態だと、従業員が「フロー」に入りやすい職場はできないからです。&amp;nbsp; そうすると、どうしても家庭内の問題にどんどん立ち入ることになってしまい、「人生塾」の様相がとても強くなっています。&amp;nbsp; その前日の23日（木）には、フロー・インステｲテﾕート主催の講演会が開かれました。&amp;nbsp; 私と、ネッツトヨタ南国の横田英毅さんの二人に対して、主催者の大前みどりさんが質問する、という形でスタートし、フロアからの質問も活発に出て、とてもなごやかな会になりました。&amp;nbsp; 若手の経営者たちが、熱心に「フロー経営」に取組もうとする情熱をひしひしと感じましたが、「一体どうしたら、フローに入れるの」という疑問を、ほぼ全員が抱いているようでした。&amp;nbsp; その答えは、横田さんも私も持っていません。&amp;nbsp; 「フロー」に入るための条件は、理性的に整えることはできますが、どんなに綿密に準備をしても、「フロー」に入るかどうかは、「神のみぞ知る」という感じです。&amp;nbsp; 逆にいうと、そういう「あけわたし」がとても大切であり、「入りたい、入りたい」という意識が強すぎると、絶対に入れないという原則があります。&amp;nbsp; スポーツの世界では、「フロー」のことを「ゾーン」といいます。&amp;nbsp; 「ゾーン」に入る条件を整えるためのトレーニング法を開拓したのは、プロゴルファーのデビッド・グラハムですが、彼も最初に「ゾーン」に入って全米オープンを制した後、もう一度入りたいと願って懸命にもがくのですが、どうしても入れませんでした。&amp;nbsp; 「ああ、あれは一生に一度の神様のプレゼントだったんだ」と、あきらめたとたんにもう一度入ることができたということです（拙著『経営者の運力』）。&amp;nbsp; ですから、「フロー」に入るコツというのは、必要な条件を全部整えて、「入りたい」という意識をなるべくなくすことです。&amp;nbsp; もうひとつのポイントは、私たちは慣れているので「フロー」に入ればすぐにわかりますが、経験が少ないと、はるか後から振り返って「そういえばあの時から、何か、すべてがうまく回り出したな」と、ようやく「フロー」と認識できる感じです。&amp;nbsp; ちょうど、この一週間前の17日（金）、札幌天外塾でその好例がありましたので、フロー・インステｲテﾕートの会でご披露しました。&amp;nbsp; 一人の若い塾生が、「いつの日か、小樽運河の清掃をしたい」と情熱的に語ったので、「なんで、&amp;ldquo;いつの日か&amp;rdquo;なの？明日から出来ないの？」と、軽い気持ちで私がいったことから、結局その塾生は翌日から一ヶ月間、小樽運河の清掃を毎日することになりました。   ところが、懇親会の酒の席で、「自宅と職場のある町から小樽運河まで60ｋｍもあるので、どうやったら毎日できるだろう」といいだしたのです。&amp;nbsp; もちろん、本人はそれを承知で「やる！」といったのですが、正直いって私は「これはできないかな」と思いました。&amp;nbsp; ところが、小樽市在住の塾生が、「部屋を提供するから明日引越しておいで」といい、「会社に通うのが大変だろうから、車を貸してあげよう」という人や、「清掃道具を買ってあげよう」という人が現われて、たちまち実行への条件が整ってしまったのです。&amp;nbsp; これが「フロー」です。&amp;nbsp; 一見すると不可能なタスクが、さまざまな人的、あるいは自然のサポートのもとに、実行できてしまう、という現象なのです。&amp;nbsp; 少し大げさな表現をすれば、「宇宙のサポート」があるのです。&amp;nbsp; ですから、合理的な思考の中からは「フロー」は生まれることはなく、少々無茶苦茶な進め方の方が入りやすいようです。&amp;nbsp; ただし、この時に懇親会の席上で「あっ、いまフローに入った！」と気付いたのは、私ひとりだったかもしれません。&amp;nbsp; 小樽運河の清掃は、11日を過ぎましたが、毎日フェイスブックでレポートと写真が送られてきて、とても楽しみです。&amp;nbsp; さて、私事になりますが、このフロー・インステｲテﾕートの会の当日、ソニーの元会長の大賀典雄さんのお別れ会がありました。&amp;nbsp; 新日本フィルと、チェロの堤剛などによる音楽葬で、とても感動的でした。&amp;nbsp; 私の本名の「土井利忠」の生前葬の時は、ソニーフィルのメンバーによる弦楽四重奏と、ロック歌手（いずれもソニー社員）にお願いしましたが、天外伺朗の葬儀は、オーケストラがいいな、と勝手な思いが頭をよぎりました。&amp;nbsp; お別れ会で、多くの人から『月刊ＢＯＳS』に載っていたね、といわれました。&amp;nbsp; ホロトロピックの事務局にしばらく行ってなかったので、掲載されていることに気付かなかったのです。&amp;nbsp; あわてて、本屋で買ったら、「ソニー復興会議。オレ達のソニーを返せ！」という特集の中のひとつの記事でした（添付します）。&amp;nbsp; 取材を受けた時に、慎重に発言したので、次のような出だしになっています。&amp;nbsp; 「私は、ソニーのいまの経営を論じる立場にはおらず、無責任な批判はしたくありません。&amp;nbsp;（中略） 私がお話できるのは、創業期のソニーがどうだったかということだけです。&amp;nbsp; 創業期のソニーは非常に特殊な状態であり、その井深大さんの経営を、岡田監督に伝えました。&amp;nbsp; それが非常にうまくいったので、いま、中小企業経営者に伝えているわけです。&amp;nbsp; でも、それが唯一の答えとは思わない方がいい。経営の正解はいくらでもあります。&amp;nbsp; いまのソニーに向かって、創業期の経営に戻りなさいというのは僭越だし、言うべきではありません。&amp;nbsp; 昔を懐かしむより、新しいソニーとして、これからの道を開拓すればいい。」&amp;nbsp; そしてこの後、創業期の「フロー経営」の話をしています。&amp;nbsp; 口の悪い昔の仲間からは、「お前は、批判したくない、とかいいながら、たっぷり批判しているじゃないか」といわれてしまいましたが、正直いって、いまのソニーに「フロー経営に戻れ！」と言っても無理でしょう。&amp;nbsp; むしろ、フロー・インステｲテﾕートに参集してくる若い経営者の中から、次の世代のソニーを育てる人が現れるのを期待した方が早そうです。&amp;nbsp; それがうまくいけば、井深さんも喜んでくれるでしょう。&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;天外伺朗&amp;nbsp;&amp;nbsp;月刊ＢＯＳＳ 2011年8月号&amp;nbsp;特集 ＳＯＮＹ「復興会議」。オレたちのソニーを返せ！成果主義が招いたソニー・ショック                   天外伺朗&amp;nbsp;&amp;nbsp; 私は、ソニーのいまの経営を論じる立場にはおらず、無責任な批判はしたくありません。&amp;nbsp; それを強く感じたのは、サッカーの岡田武史元日本代表監督を天外塾で指導してきたからです。&amp;nbsp; 岡田監督は非常に緻密に、しっかりと準備をしてきていましたが、それに対してマスコミやサッカー評論家は非常に無責任な批判を二年半やってきた。&amp;nbsp; それを見て、経営にしてもサッカーにしても、当事者が責任を持ってやるわけだから、外部からとやかく言うべきではないと考えています。  私がお話できるのは、創業期のソニーがどうだったかということだけです。&amp;nbsp; 創業期のソニーは非常に特殊な状態であり、その井深大さんの経営を、岡田監督に伝えました。 &amp;nbsp; それが非常にうまくいったので、いま、中小企業経営者に伝えているわけです。&amp;nbsp; でも、それが唯一の答えとは思わない方がいい。&amp;nbsp; 経営の正解はいくらでもあります。&amp;nbsp; いまのソニーに向かって、創業期の経営に戻りなさいというのは僭越だし、言うべきではありません。&amp;nbsp; 昔を懐かしむより、新しいソニーとして、これからの道を開拓すればいい。&amp;nbsp; 二〇〇三年の春、業績悪化から、日本中の株価を道連れにしてソニー・ショックが起こりました。&amp;nbsp; 実は、その二年ほど前から内部は地獄のような様相になっていて、体調を崩す社員が増えていました。&amp;nbsp; おかしくなったソニーと、昔の元気の良かったころは何が違うのか。&amp;nbsp; これは当事者である私たちも、簡単にはわからなかったのです。&amp;nbsp; 三年くらい考えていました。&amp;nbsp; ようやくチクセントミハイ（ハンガリー出身のアメリカの心理学者）の「フロー理論」でその差を読み解けるということがわかりました。&amp;nbsp; フローというのは「我を忘れて、夢中になって何かに取り組む状態」です。&amp;nbsp; 私は「燃える集団」という言葉で表しています。&amp;nbsp; 単に夢中になって仕事に取り組むという生易しい話ではなく、一所懸命何かをやっていると、ある時突然スイッチが切り替わります。&amp;nbsp; エンジニアたちがスーパーエンジニアになり、アイデアが湯水のように湧いてくるのです。&amp;nbsp; 私はＣＤやＡＩＢＯの開発を通して、何度も同じ経験をしています。&amp;nbsp; これでダメかということに遭遇した際に、普通なら心が萎えてしまう時に、ぶつかって突破したり、脇道を探して解決してしまう。&amp;nbsp; どんな難問が来ても前へ行けるという状態になるわけです。&amp;nbsp; もう一つポイントがあって、そのプロジェクトを遂行する上で、どうしても必要な人に、ベストなタイミングで出会ったりする。&amp;nbsp; つまり、運まで良くなってしまうのです。&amp;nbsp;  〇四年、米モントレーで行われたチクセントミハイの講演で、最初に彼はソニーの設立趣意書の一文「自由闊達ニシテ愉快なる理想工場」を挙げ、これがフローに入る秘訣だよと話を始めました。&amp;nbsp; 私はソニーがどうしてこうなったかを聞きたくて会いに行ったのに、冒頭に彼が答えを出してしまった。  フローに入るためには、自分の内側から出てくる動機に沿って行動しないといけないという原則があります。&amp;nbsp; これは心理学では内発的動機と言います。&amp;nbsp; 内発的動機に基づけば、人はイキイキと行動することは昔からよく知られていることです。&amp;nbsp; 金、地位、名誉、評判などに基づくのが外発的動機で、それで動いている時は内発的動機が見えなくなります。  そうするとフローに入れず、燃える集団はできません。&amp;nbsp; 創業期のソニーというのは、全社を挙げてフローに入っていたのは明らかでした。&amp;nbsp; ソニー・ショックの要因は、成果主義などのアメリカ流の合理主義経営を入れたからです。&amp;nbsp; 成果主義はまったくの外発的動機で、だれもフローに入れなくなった。&amp;nbsp; その輸出元のアメリカでアメリカ人がアメリカ人相手に、合理主義経営とは正反対の経営を説いて、そのお手本がソニーだと言われてしまった。&amp;nbsp; 私は「コンチクショー」という思いにかられました。&amp;nbsp; フロー経営は非常に日本的なわけです。&amp;nbsp; フローに入るにはどうすればよいかは、とても短い時間では伝わりません。&amp;nbsp; ぼくは井深さんのマネジメントの下でずっと働いていましたので、ある程度体に入っていたから自分なりに深層心理学とか脳科学などを使って体系化して、世にお伝えしているところです。 &amp;nbsp;</description>
      <pubDate>Thu, 03 Nov 2011 23:34:20 +0900</pubDate>
      <category>メルマガバックナンバー</category>
      <author>株式会社 office JK</author>
          </item>
        <item>
      <title>「インデｲアンの議会」     ２０１１年６月８日 No.45</title>
      <link>http://www.officejk.jp/article/14060318.html</link>
      <description>&amp;nbsp;  &amp;nbsp; 今回、国会での一連の「不信任決議案騒動」を、 どうご覧になられましたか？&amp;nbsp; &amp;nbsp; &amp;nbsp; 口の悪い友人は、 「日本の政治はなんてすばらしいのだろう」 といっております。 &amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; 「大災害で日本が危機的状況にあるときでも、 国会でコメデｲを演ずる余裕があることを世界に示した」 というのです。 &amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; たしかに、深刻に憤慨するより、 コメデｲとして笑い飛ばしてしまった方が 、精神衛生上はいいのかもしれません。&amp;nbsp; &amp;nbsp; &amp;nbsp; じつはこの問題は、 個々の政治家の資質というよりは、 システム上の大きな欠陥をはらんでおり、 私は「議会制民主主義」の限界、 ととらえています。 &amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; 民主主義のルーツは、 アメリカ・インデｲアンのイロコイ族だったと、 『ＧＮＨへ』（ビジネス社）に書きましたが、 これはほとんどの人にとっては、 信じられないでしょう。&amp;nbsp; &amp;nbsp; &amp;nbsp; アメリカでも、 この事実が発掘されたのはごく最近であり、 きわめて長い年月、歴史に厳重な蓋をして、 誰にもわからないように封印してきたのです。&amp;nbsp; &amp;nbsp; &amp;nbsp; アメリカ建国は、 鷲が矢を掴んでいる国章からはじまって、 大統領制、二院制、三権分立、文民統治にいたるまで、 すべてイロコイ族のデッドコピーといってもいいのですが、 導入できなかったポイントが下記の4点です。&amp;nbsp; &amp;nbsp; &amp;nbsp;１．奴隷制が残ってしまったこと。 &amp;nbsp;２．女性参政権が認められなかったこと。 &amp;nbsp;３．直接民主制が導入されなかったこと。 &amp;nbsp;４．議会では「真実の言葉」しか言わないという風習。&amp;nbsp; &amp;nbsp; &amp;nbsp; このうち、１．と２．は、 その後憲法が改訂され、是正されました。 &amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; ついでにいうと、 ジェンダー運動というのは、 当時イロコイ族の近くに住んでいた 白人女性から始まっています。 &amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; 2千年もの間、 極端な男尊女卑なキリスト教の 支配下にあった白人女性たちが、 完全な男女平等を実現していた イロコイ社会に衝撃を受けた、 と報告されています。&amp;nbsp;  &amp;nbsp; &amp;nbsp;「３．直接民主主義」というのは、 全員で議論するだけでなく、 多数決を行わないので、 &amp;nbsp;「４．真実の言葉」を伴わないと、 いつまでたってもコンセンサスに達しません。 &amp;nbsp; &amp;nbsp; これは、1960年代に ヒッピーたちが形だけ真似したけど、 うまくいきませんでした。&amp;nbsp;  &amp;nbsp; &amp;nbsp;「真実の言葉」で議論する、 というのはあまり簡単ではありません。&amp;nbsp; &amp;nbsp; &amp;nbsp; 古代ギリシャの 「ソフィスト（詭弁学派）」の 流れをくむ西欧では、 「真実の言葉」どころか、 表面的な論理で相手を打ち負かせばよし、 とする傾向が強く、 その上にデｲベートのテクニックが発達し、 政治家が育っています。&amp;nbsp; &amp;nbsp; &amp;nbsp; 東洋は、本来なら老子の 「タオ（道＝言葉では表現できない宇宙の真実）」 などを大切にする伝統があったのですが、 国会の中はいつのまにか、 西欧の詭弁に汚染されてしまいました。 &amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; それが根本的に改まり、 「真実の言葉」ないしは「タオ」が 大切にされるようにならない限り、 国会における議論はまともにならないでしょう。&amp;nbsp; &amp;nbsp; &amp;nbsp; インデｲアンの議会は、 必ず真ん中で焚き火を焚きますので、 議長は「焚火の守り手」と呼ばれています。&amp;nbsp; &amp;nbsp; &amp;nbsp; 議論の前に「焚火の守り手」は必ず、 あらゆる動物、植物、鉱物、食べ物や水、 空気、先祖、母なる大地、創造主などに感謝を捧げ、 ここで議論されることが 7世代後までの子孫たちの繁栄に貢献すること、 議論の間、自分たちの口からは創造主の言葉（真実の言葉） しか出てこないように祈るのです。 &amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; そういう精神が少しでもあれば 、現首相と元首相が「言った」、 「言わない」、「ペテン師だ」などと、 小学生に笑われるようなコメデｲーを 演ずることはなかったでしょう。&amp;nbsp; &amp;nbsp; &amp;nbsp; 日本の政治がどうやったら よくなるかという話になった時、 その皮肉屋の友人は、 「天外さん、あなたはインデｲアンの長老に聖なる パイプをいただいて、一応は長老になったのだから、 ひとつ国会に行って、その祈りをやってよ」といいました。 &amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; インデｲアンの儀式は、 必ず「セイジ」という香りの高い ハーブを焚いて場を清めます。&amp;nbsp; &amp;nbsp; &amp;nbsp; もし、私がお祈りをするなら、 国会中に「セイジ」を炊きこめ、 そしてひとこと叫びたいですね・・・・ 「これが、ほんとうのセイジじゃ！！」 （お粗末な一席でした）。 &amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; 今回は、付録を二つ付けました。 &amp;nbsp; &amp;nbsp; ひとつは、今回と同様な趣旨の内容を、 政権交代直後の2009年11月1日の メルマガで出していますのでその抜粋を、 もうひとつは6月1日発売の雑誌『至知』7月号に載った、 遺伝子学者の村上和雄さんとの対談です。&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;天外伺朗 &amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;「付録１」  天外塾メルマガ （'09.11.1） &amp;nbsp; &amp;nbsp;「議論のしかた」（一部抜粋）&amp;nbsp;&amp;nbsp;話しは、 変わりますが、民主党が政権を取ってから 国会の議論が面白くなったという声をよく聞きます。 &amp;nbsp; &amp;nbsp;たしかに、官僚の無味乾燥な紋切型の答弁が なくなっただけでも、だいぶましになったような気がします。&amp;nbsp; &amp;nbsp;  しかしながら、いま「天外塾」では 企業における議論のしかたを教えておりますが、 その観点から見ると国会の議論は落第です。 &amp;nbsp; &amp;nbsp; あんなふうにアドレナリンを分泌して 戦闘モードでエゴをぶつけ合う議論を続けていたら、 企業は次第に衰退し、やがて倒産に向うでしょう。 &amp;nbsp;  あれは、ヨーロッパ流のディベートの流れであり、 その源流はソフィスト（詭弁学派）にあります。 &amp;nbsp;  つまり、表面的な論理で相手を圧倒し、 打ち負かせてしまえばよしとする風潮です。&amp;nbsp;  &amp;nbsp;  本来の東洋の伝統はそうではありません。 &amp;nbsp; &amp;nbsp;老荘思想に見られるように、言語では、 表わせない真実であるタオ（道）を大切にし、 それに沿って生きることを目標にします。 &amp;nbsp;  したがって、東洋人はディベートは 弱いかもしれませんが、 より宇宙の理（ことわり）、 あるいは仏教でいう法（ダルマ）に沿って議論をするという 風習が（かつては）ありました。&amp;nbsp; &amp;nbsp;  そういう議論ができれば、 人々は心を開いて融和的なムードになり、 &amp;beta;ーエンドルフィン、ドーパミン、セロトニン、 などが分泌され創造的になります。 &amp;nbsp;  そうすれば、どんな困難な局面でも 独創的な解決策が見つかり、 企業の発展は間違いないでしょう。 &amp;nbsp; &amp;nbsp; じつは、世の中ではほとんど知られていませんが、 民主主義のルーツはアメリカ・インディアンの イロコイ５部族にあります。 &amp;nbsp;  その議会では、 始まる前に焚き火の守り手（議長）の 祈りからスタートするのがならわしです。 &amp;nbsp;  太陽、月、母なる大地、空気、水、 すべての動物、すべての植物、 すべての鉱物に感謝を捧げ、 いまからここで行われる議論が ７世代後までの子孫たちの繁栄に役立つように祈るのです。&amp;nbsp; &amp;nbsp;  残念ながら、 その伝統はアメリカ建国のときに 引き継がれることなく、 議会はソフィストたちに 占拠されてしまったのです。 &amp;nbsp;  そのため、国会が神の前における 神聖なる儀式の場から、 単なるエゴイストたちの 利害の調整の場になり下がってしまったのです。&amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp;「付録2」 &amp;nbsp;月刊 『致知』 七月号連載／生命のメッセージ&amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp; &amp;nbsp;日本よ、ＧＤＰからＧＮＨ世界第一位を目指せ&amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp; &amp;nbsp;ホロトロピック・ネットワーク主宰 天外伺朗&amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;筑波大学名誉教授 村上和雄&amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp; &amp;nbsp;方や技術者として、 &amp;nbsp;方や科学者として 日本のサイエンス界の飛躍に寄与してきた 天外伺朗氏と村上和雄氏は、 ともに科学では証明できない世界について 重きを置いてきた。 &amp;nbsp; &amp;nbsp;そしていまこの大震災を前に何を思うのか。 &amp;nbsp; &amp;nbsp;復興ビジョンも含めて、 お二人に語り合っていただいた。 &amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp;てんげ・しろう 昭和17年兵庫県生まれ。 39年東京工業大学卒業後、ソニー入社。 ＣＤ、犬型ロボット「ＡＩＢＯ」などの開発を主導した。 上席常務を経て、ソニーインテリジェンス・ダイナミクス研究所所長兼社長などを歴任。 平成16年マハーサマディ研究会（現・ホロトロピック・ネットワーク）を主宰、 医療改革や教育改革に携わる。 &amp;nbsp; &amp;nbsp;また、経営者向けセミナー「天外塾」の塾長も務める。 著書に『運力』（祥伝社）などがある。&amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp; &amp;nbsp;むらかみ・かずお 昭和11年奈良県生まれ。 38年京都大学大学院博士課程修了。 53年筑波大学教授就任。 遺伝子工学で世界をリードする第一人者。 平成11年より現職。 著書は『スイッチ・オンの生き方』、 『人を幸せにする魂と遺伝子の法則』（致知出版社）がある。&amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp;筑波での会議がいまの活動の原点&amp;nbsp;村上  天外さんはソニーでコンパクトディスク(以下ＣＤ)や ロボット犬・ＡＩＢＯを生み出した日本を代表する開発者ですが、 一方で科学技術を越えた精神世界や心に関する分野にも関心があって、 作家としてそういう関係の著作もたくさん出されています。 &amp;nbsp; &amp;nbsp;天外 だから村上さんと気が合うんです（笑）。&amp;nbsp; &amp;nbsp; 村上 そう、共通するところが多いですね（笑）。 もう二十年以上前になりますが、 筑波で「科学技術と精神世界」という 国際シンポジウムがありました。 &amp;nbsp; &amp;nbsp;日本では注目されませんでしたが、 フランスの国営放送とタイアップして 向こうではかなり放映されました。 &amp;nbsp; &amp;nbsp;そこに天外さんが四十年間仕えられた ソニーの井深大さんが参加されていました。 &amp;nbsp; &amp;nbsp;天外 僕はその会議には参加しませんでしたが、 それをまとめた本を五冊くらいドサっと井深に渡されて、 そこから怪しい道に入っていった（笑）。 &amp;nbsp; だから、作家としての天外伺朗の原点は、 筑波の「科学技術と精神世界」の会議から始まっている と言っていいのではないかと思います。 &amp;nbsp; &amp;nbsp;村上 僕もそのあたりから 精神世界に入っていきました（笑）。&amp;nbsp; &amp;nbsp; 天外 井深も筑波の会議以来、 いよいよ怪しくなって、 有名人なものだから日本中から怪しい人が 訪ねてくるんですね。 &amp;nbsp; そうすると必ず僕が呼ばれる。 &amp;nbsp;会議中であろうとなんであろうと、 創業者に呼ばれたら行かなきゃいけない。 行くと、見るからに怪しそうな人が座っているんです（笑）。  &amp;nbsp; &amp;nbsp;もちろん、筑波以前から井深さんと お付き合いしている人もたくさんいて、 怪しくなってから付き合い始めた人もいる。 &amp;nbsp;でも、その両方を知っていたのは おそらくソニーの中で僕しかいないでしょう。 &amp;nbsp; &amp;nbsp;村上 それだけ大きな影響を受けられたのですね。&amp;nbsp; &amp;nbsp; 天外 いまぼくがやっている仕事は、 医療改革と教育改革と企業経営の改革なのですが、 実は三つとも井深がやっていたことなんです。 &amp;nbsp; &amp;nbsp;別に井深さんを意識して始めたことではないんですよ。 なんとなく始めてみて、 気がついたら井深さんの掌から一歩も出ていないな、と。 &amp;nbsp; &amp;nbsp;それだけ目に見えない影響をすごく受けているということなのでしょうね。 &amp;nbsp; &amp;nbsp;村上 仕事面ではどういう教えを受けましたか。 &amp;nbsp; &amp;nbsp;天外 山のようにありますが&amp;hellip;&amp;hellip;。 例えば、少し専門的な話になりますが、 ＣＤを開発する時、ビット数というものがあって、 ソニー内でも、共同開発していたフィリップス内でも 全員が14ビットでいいという中、 僕は世界でただ一人16ビットを主張したんです。 演奏時間はそのぶんだけ短くなります。 16ビットにすると、ＬＰレコードから約十倍性能が上がる。 もちろん14ビットでも相当性能がよくなりますよ。  しかし、僕が16ビットにこだわったのは、 やっぱり井深さんの教えが頭の片隅にあったんですね。 &amp;nbsp; 「ちょっとぐらいいい物をつくったところで、 世の中には受け入れられない。  十倍くらい性能のいい物を同じ値段で出して ようやく受け入れられる。 &amp;nbsp; それだけ新しい物を世の中に浸透させるのは大変なんだ」と。 &amp;nbsp; &amp;nbsp;結果16ビットにしたのですが、 だからこそ後にＣＤ－ＲＯＭが生まれることになったのです。 &amp;nbsp;&amp;nbsp; 人が夢中で取り組む経営状態をつくり出す &amp;nbsp; &amp;nbsp;村上 経営者を対象にした塾も行っているそうですね。 経営者だけではなく、サッカーの岡田（武史）監督も 出席されて優等生だったと。&amp;nbsp; &amp;nbsp; 天外 天外塾は二〇〇五年からやっています。 いまお話ししたような井深さんの経営を紐解いて 体系化してお話ししたり、 現代社会において実際にそういう経営をされている方を お招きして講義していただいたりします。  &amp;nbsp; &amp;nbsp;簡単に申し上げれば、 徹底的に従業員を信頼するという経営を 説いています。逆に言うと、 いままでの管理型経営は従業員に、 「あなたを信用していませんよ」 というメッセージを絶えず発し続けています。  &amp;nbsp; &amp;nbsp;例えば、出張旅費精算に不正がないか 厳重にチェックする。  そういう不信頼の経営をしていると、 従業員は必ず不信頼に応えてごまかすことを覚えます。  逆に徹底的に信頼すると、 信頼に応ようとする。 &amp;nbsp;  そうすると、従業員がものすごく活性化するわけです。 &amp;nbsp; それが創業期のソニーの一つの秘訣でもありました。  これは皆さんの想像以上にすごい体系で、 徹底した信頼に基づくマネジメントの元では、 チームが夢中で取り組んで奇跡を起こす 「フロー状態」ができます。   スポーツの世界ではゾーンといいます。 岡田さんが学ばれたのはそういうマネジメントです。 &amp;nbsp; &amp;nbsp;村上 創業期のソニーはフロー状態の人が多かったと。&amp;nbsp; &amp;nbsp; 天外 ハチャメチャでしたよね。 僕も課長時代は席にいないことが多かったから、 課長印は机の上に置いておいて、みんな勝手に押していました（笑）。 &amp;nbsp; 井深さんや盛田さんがというより、 会社全体でやる気がある奴が暴走するのを奨励していましたね。  そういう暴走する部下を 自分の思い通りに管理しようとすると、 全部不良社員になります。 &amp;nbsp; &amp;nbsp;村上 でも、根っからの不良社員 というのはいないのですか。&amp;nbsp; &amp;nbsp; 天外 いますよ。いますけど、 そういう人も選別したら信頼になりませんから、 すべてアクセプト（受容）するんです。  &amp;nbsp;  ただ、先日未来工業の山田昭男相談役に 講師としてきていただいたのですが、 基本的に日本は儒教の国だから、 アクセプトしたら必ず従業員は働くと言っておられました。 &amp;nbsp;  あの方の表現は独特で、 「成果を挙げたら餌をやるというのは 不信頼の現われで、最初から休みを多くしたり、 海外旅行に連れて行ったり、どんどん餌をやる。  そうすると、何かの間違いでやる気を出すやつも 出てこないとも限らない」と（笑）。 &amp;nbsp;  確かに、これだけやったから働け、 という条件がついては信頼とは呼べないのです。 &amp;nbsp;  &amp;nbsp;&amp;nbsp;死と向き合わなければ経営改革はできない&amp;nbsp; &amp;nbsp; 村上 そういえば、昔、井深さんから聞いた お話しを思い出しました。  ソニーが大きな会社に成長してこられる中で、 いろいろなプロジェクトができるわけで、 一番難しいのはそれを止めることだと。 &amp;nbsp;&amp;nbsp; 事業撤退が一番難しいとおっしゃっていましたね。&amp;nbsp; &amp;nbsp; 天外 事業本部長時代、 情報通信研究所の所長も兼任することになったのですが、 就任してすぐ三十幾つあった研究を閉めて、 新たに四つのテーマを設定しました。 &amp;nbsp; 一つはＡＩＢＯ、もう一つはいま皆さんが使われている SuicaやPASMOなどの非接触カード、 それからインフォメーション・オン・デマンド、 もう一つは自動音声翻訳です。 &amp;nbsp; そうして研究所の人員を半分に減らしました。&amp;nbsp; &amp;nbsp; 村上 恨まれたでしょう。&amp;nbsp; &amp;nbsp; 天外 でも、社内では喜ばれましたよ。 というのも、情報通信関係のエンジニアは どこの事業部もほしい人材でしたから。 &amp;nbsp;「プレイステーション」は研究所から十人くらい エンジニアを送り込んでできたものです。  だから本人たちには恨まれましたが、 社内では喜ばれましたよ（笑）。  &amp;nbsp; 結局ね、人を減らすということは、 ある程度自分が死と直面していないと できないことなんですね。   これは深層心理学的にはっきりしていることで、 死から目を背けている人は絶対に大きな経営改革はできません。 &amp;nbsp; 大病をすると名経営者になるケースが多いのはそのためです。&amp;nbsp; &amp;nbsp; 村上 天外さんは死に方の研究会も主宰されていますね。  あれは、どういうきっかけで始められたのですか。 &amp;nbsp; &amp;nbsp;天外 きっかけは父親の死でした。 すごく用意のいい人で、最後に入院する時は 自分で葬式の写真も準備して、 周囲の人たちにも挨拶をして死ぬ準備を着々としていました。   ところが、急に容態が悪くなったら、 もう管だらけになって、モルヒネを入れられて、 結局誰も見ていない時になくなってしまったんです。 &amp;nbsp;  この話を、松原泰道老師と対談した時にしたら、 仏教には坐禅をしながら亡くなる「坐亡」とか、 「立亡」といって立ったままなくなるお坊さんもいたと。 &amp;nbsp; それで昔読んだ本の中に、オーストラリアの先住民が 意識しながら死んでいったとか、 アメリカに布教しに行ったヒンズー教のお坊さんも 瞑想しながら亡くなったと書いてあったことを 思い出しました。 &amp;nbsp;  そうか、死に方はテクニックなんだなと。 &amp;nbsp;  じゃあ、みんなで研究しましょうと、 いまの「ホロトロピック・ネットワーク」の 原型となる会をつくりました。   この活動が医療改革にも繋がっています。 &amp;nbsp; &amp;nbsp;村上 現代の一番の問題は 死を避けることですよね。   なるべく死にたくないし、 医学でも死は敗北だとされる。   しかし、誕生と死はペアですからね。 遺伝子にも死ぬための遺伝子がちゃんとあるんですから。 &amp;nbsp; &amp;nbsp;天外 こういう研究会をつくってわかったことは、 少しはまともな死に方をしたいと意識しているだけで、 死と直面できるようになる。   そうなると、生きているいまも輝き出してくるのです。&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp;日本はＧＮＰからＧＮＨの価値観へ &amp;nbsp; &amp;nbsp;村上 ある意味では、 今回の大震災は日本人が死と向き合い、 生を考えるきっかけにせよ、 と大きな大きな試練として与えられたのではないかと思います。   このままいったらあと二十年で 世界は温暖化地獄に突入するといわれていたわけです。   しかしまったくライフスタイルが改まらない。 そこでイエローカードを出したと。  レッドカードになる前に、気づけという天の警告ではないかと思うのです。&amp;nbsp;&amp;nbsp;天外 僕は今回の震災が、百年後に振り返った時、あれをきっかけに日本は大きく変わったというターニングポイントになると思っています。&amp;nbsp; 戦後六十六年、街中ギンギンぎらぎらムダに明るくして一所懸命ＧＤＰ（国民総生産）を上げてきたわけです。&amp;nbsp; でもいまのように節電し、物を捨てず、無駄なことをしなければＧＤＰは下がります。&amp;nbsp;これから日本は好むと好まざるに関わらす、そういう方向に向かうのではないかなと。&amp;nbsp;&amp;nbsp;いままで日本は国家の位置づけとして「ＧＤＰ世界二位」と言い続けてきましたが、もうそういう時代は終わって、これはブータンの国王が言い始めたことですが、「ＧＮＨ」、つまり「グロス・ナショナル・ハピネス（国民総幸福量）」という方向に向かうのではないかと思います。&amp;nbsp;&amp;nbsp;村上  今回の災害で大きかったのは、薄れかけていた助け合いの精神を思い出したところがありますね。&amp;nbsp;&amp;nbsp;そしてそれを世界からも高く評価され、日本人が日本人としてのよさに気づき始めた。&amp;nbsp; 中国なんか、こういう災害があった前と後では食事の値段が四倍になるというじゃないですか。 そういうこともない。&amp;nbsp;&amp;nbsp;天外 もともといい社会を築いていたんですよ。&amp;nbsp;問題は、おっしゃるとおり自分たちの国が素晴らしいということに気づいていないこと。&amp;nbsp; だから、この前出した本に、各国でわざとお金が入った財布を落として、戻ってくる確率を測定してみたらいいんじゃないか（笑）。&amp;nbsp;「ＰＡＨ（People&amp;rsquo;s Average Honesty）」とでも名づけて、格付けしたらどうかと書きました。&amp;nbsp;&amp;nbsp;村上 そうしたら日本がダントツでしょう。&amp;nbsp;&amp;nbsp;天外 また、こういう災害があるとバッとボランティアが駆けつけますしね。&amp;nbsp;神戸の大震災のときは、まだやる気だけで何をやっていいかわからない傾向があったけど、今回は的確に行動する若者たちが多かったですね。&amp;nbsp; 交通も途絶え、宿泊所も食料もない時に、自分たちでテントと食料を持って、駆けつけてきたと。&amp;nbsp;僕も何人か会いましたが、みんな爽やかなのね。&amp;nbsp;&amp;nbsp;僕らの年頃は、「俺はボランティアやっているんだ」という感じになるんだけれど（笑）、若い連中はものすごく爽やかにやっている。 &amp;nbsp;一部のおじさんおばさんたちから見ると、覇気がないとか草食系とかいうけれども、&amp;nbsp; 彼らはすでにＧＤＰからＧＮＨに価値観をシフトさせている。&amp;nbsp; 我々の世代よりもむしろ、人間としての本質に目覚めていると感じます。 だから、日本はこれからどんどんよくなっていくはずだと思っています。&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;人間はいかに科学と向き合うのか&amp;nbsp;&amp;nbsp;村上 復興に対して天外さんはどう手を打つべきだとお考えですか。&amp;nbsp;&amp;nbsp;天外 現実的なものから夢物語までいろいろあるのですが、まずは一番は「日本復興百年ビジョン」をつくりましょうということです。&amp;nbsp; &amp;nbsp;また、復興のための財源は増税などではなく、きちんと復興債を発行すべきですね。 &amp;nbsp;もう一つは、壊滅的な破壊を受けた市町村が未来型都市づくりをするために、 世界中から案を募ってコンペをやったらどうかと思っています。 &amp;nbsp;&amp;nbsp;あとは技術的な夢物語ですけれども、私は現役のとき、家電の時代を切り開いてきましたが、これからは個電の時代になるだろうと思います。&amp;nbsp;&amp;nbsp;まずは、徹底的に省エネルギーの技術を追求し、家庭やビルを含めて、必要に応じて小さな発電所がたくさんあるという自給自足の形に変わってくるでしょう。&amp;nbsp; 巨大な発電所を作って、ピーク需要に合わせて設備投資するというのは、トータル的には馬鹿げています。 &amp;nbsp; また、「スマートグリッド」がどんどん進化して、通信技術とエネルギー網をドッキングできるのではないかなと。&amp;nbsp; インターネットでやっているようなシステムで、ここから向こうに電力を送るよ、ということが可能になるのではないか。 &amp;nbsp; &amp;nbsp;あとは電池が一つのキーテクノロジーになるだろうと思います。&amp;nbsp;&amp;nbsp;村上 いま有機電池のことが話題になっていますが、それのこと？&amp;nbsp;&amp;nbsp;天外 それもあります。 いまは容量も小さいし、ただ有機にしましたというレベルですから、改良の余地はまだまだあります。  生物のエネルギー蓄積のメカニズムにもっと学ぶべきでしょう。 いずれにしても、すべては発明です。 発明とはそこにニーズがあれば生まれるわけで、そのニーズをいま一番痛感しているのは日本です。 だから日本から二十一世紀のエネルギー問題を解決する発明が出てくる可能性が非常に強いと思います。&amp;nbsp;&amp;nbsp;村上 今回の原発の問題で、人類はいかに科学技術と付き合っていくかということが非常に大きな課題になりました。&amp;nbsp;&amp;nbsp;天外 もっとＧＤＰを上げ、もっと豊かに、もっと便利にということを求めてきたから、科学技術はＧＤＰの奴隷になってしまったんです。&amp;nbsp;  それがこういうひどいことが起きる一番の原因ですね。&amp;nbsp; 国民の幸せが最大のターゲットでそのために科学技術を使うということにすれば、こんなことは起きないわけです。&amp;nbsp; 自然につくれるエネルギー量の範囲内で皆が幸福に暮らせばいいのであって、いま地下鉄内の余計な照明を消して不幸だという人はいないわけです。  むしろ、このほうが気持ちがいいと、みんな気づき始めています。&amp;nbsp;&amp;nbsp;村上 科学の発展は「what&amp;lsquo;new」がある限り止まらないところがあります。&amp;nbsp;  そのnewを、これまでは物質的な豊かさのために使ってきましたが、それが限界のところに来ていることを今回の原発事故は教えてくれているのではないかと思います。&amp;nbsp; ただ、やっぱり科学技術は絶対に必要だと思います。&amp;nbsp; だって僕たちは急に縄文人にはなれないですよ。&amp;nbsp; 天外さんはなれるかもしれないけれど（笑）、多くの人は急にアメリカンインディアンの生活はできません。&amp;nbsp; もちろん、その精神性に学ぶ必要はありますよ。&amp;nbsp; ただ、原発ではなく、安全な発電方法を新しい科学技術が生み出すかもしれない。  新しい技術によって省エネの社会がつくられるかもしれない。  我々はこれから本当に人の幸せに寄与する科学技術のあり方を求めていかなければと思います。&amp;nbsp;&amp;nbsp;  バスから降りて自分の足で歩いてみよ&amp;nbsp;&amp;nbsp;天外 良寛に有名な言葉がありますね。&amp;nbsp;「災難に逢う時節には災難に逢うがよく候 死ぬ時節には死ぬがよく候 是はこれ災難をのがるる妙法にて候」&amp;nbsp; 実はこの言葉、大地震のお見舞いの手紙の中の一節なんですね。 僕はこれ、ものすごく深いと思います。  人間の運命というものは、そんなに簡単に良し悪しのレッテルをつけられるものではありません。&amp;nbsp; 悪いと思った中に素晴らしい運命の種があるし、いいと思った中に悪い種がある。   災難や逆境がなぜ苦しみになってしまうかと言うと、その摂理に目を向けられず、じたばたとそこから逃れようとするからです。&amp;nbsp; だから、まさに今回もこの良寛の言葉に当てはまることで、起きてしまったことを嘆いてもしょうがない。  この大災害を日本人全員がしっかりと受け止める。  そこから次に繋がるよい種を見つけ出し、新しい出発をすると。&amp;nbsp;&amp;nbsp;村上 僕はここが人間が謙虚になるチャンスだと思います。&amp;nbsp; いままで私たちは目に見えるものを追いかけてきたわけです。 天外さんがおっしゃるＧＤＰなどはまさにその典型ですよ。  しかし、今度の地震では目に見えないものの恐ろしさを感じたわけです。 科学技術が進んだとはいえ、私たちは地球のことを何も知らないんですよ。  命のことも本当はまだほとんどわかっていない。  カビ一つすら作り出すことができないのですから。  そういう意味で、今回は目に見える物質的な豊かさには限界があること、そして目に見えないものの価値、精神世界や命という学問が到達していないところの価値を教えられた気がしますね。&amp;nbsp;  しかも今回は地震や津波だけでなく、原発という人間がつくり出したものによる被害が大きいわけですが、それもまた一つのポイントだと思います。&amp;nbsp; やっぱり地震や津波だけなら、人は「仕方ない」と思うんですよ。 それに時間が経てば忘れてしまう。  でも原発という人災が加わったおかげで、本当に日本人は生き方、考え方を変えることを迫られているんですよ。&amp;nbsp;&amp;nbsp;天外 日本を一つのバスにたとえたら、政治経済を見ているとだいぶポンコツになってきました。 運転手を変えても変わらない。 だって政権交代しても、一つもよくならないでしょう。&amp;nbsp; ならば、バスを嘆いてばかりいないで、みんなバスを降りて自分の足で歩きましょうと、僕は日本の皆さんに呼びかけたい。 &amp;nbsp;村上さんもご存じですけど、終戦直後のひどい時代、親を失った子供がたくさん浮浪児になって、彼らが何で生計を立てたかと言うとかっぱらいか靴磨きです。&amp;nbsp; 一般家庭でも配給米だけじゃ栄養失調で死んでしまう子も多いから、農家に直接行って物々交換してきたり、自分たちで畑を耕したわけです。  うちも母親の着物がだいぶお米に換わったし、鶏やヤギを飼って、卵やミルクを自分で調達して、子供たちを栄養失調で死なせなかった。  やっぱり、あの頃はみんな逞しく生きていたんですよ。&amp;nbsp;&amp;nbsp;村上 国が何とかしてくれるなんて思ってもみないから、誰も批判もしなかったしね。&amp;nbsp;&amp;nbsp;天外 もちろん、被害を受けた方はきちんと国を挙げてサポートしなければいけませんが、そうじゃない人たちは「バスに乗って連れて行ってもらおう」という意識を捨て、自分の足で歩き出してみてほしい。&amp;nbsp; そうしたら、日本ほど素晴らしい社会はありません。&amp;nbsp; 平和で豊かで安全で自由もある。 こんなハッピーな国はないでしょう。  この震災で国民が目覚め、自分の足で歩き始めた時、日本のＧＮＨはものすごく高まると思います。&amp;nbsp; 百年後、日本がＧＮＨの世界一位になったとしたら、きっとこの大震災も日本にとってよい種だったと思えるはずです。&amp;nbsp;&amp;nbsp;村上 災い転じて福となすか、それとも災いのままで終わらすのか、私たち生き方次第です。&amp;nbsp; これだけ大きな災いを受けたのですから、転じて大きな大きな福となせるよう、日本人一人ひとりが価値観を改めて新しい第一歩を踏み出すことを願わずにはいられません。&amp;nbsp; &amp;nbsp;</description>
      <pubDate>Mon, 01 Aug 2011 00:20:25 +0900</pubDate>
      <category>メルマガバックナンバー</category>
      <author>株式会社 office JK</author>
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      <title>「やり過ごし」         ２０１１年６月２日  No.44</title>
      <link>http://www.officejk.jp/article/14040856.html</link>
      <description>&amp;nbsp;&amp;nbsp;  &amp;nbsp;福島第1原発の事故で、 海水の注入を一時中断したのが、 首相の指示だったのではないかと国会で追及され、 新聞の一面トップ記事になりました。&amp;nbsp; &amp;#160; ところが、5月27日付の新聞によると、 吉田昌郎所長の独断により、 じつは海水注入は 中断していなかったことがわかりました。 &amp;#160;&amp;nbsp; おそらく、 「海水注入により再臨界の可能性がある」 という議論が官邸で続いていたので、 東電の首脳が注入中止を命令したけど、 所長が冷却の重要性を優先させて、 体を張って無視したのでしょう（真相は不明）。 &amp;#160;&amp;nbsp; 再臨界の危険性を指摘したと報道された、 原子力安全委員会の斑目春樹委員長は、 「危険性は零ではない」と言っただけだと、 懸命にそれを打ち消していました。 &amp;#160;&amp;nbsp;散々「言った、言わない」の ドタバタ劇を続けたあげく、 結局海水注入が中断していなかったと 聞いた斑目委員長は、 「私は一体何だったのでしょう」と 落語のようなコメントをしたと報じられました（朝日新聞5月27日付）。 &amp;nbsp;  &amp;nbsp;さて、重大な事故などの極限状態では、 さまざまな心配が交差し、 議論が不毛の議論を呼び、 個人や委員会の面子も絡むので、 このようなドタバタは珍しくはありません。 &amp;#160;&amp;nbsp;&amp;nbsp;一人ひとりの挙動は、 きわめて「人間らしいな」と感じます。 &amp;nbsp;神様みたいな人はいる訳はないのだから、 それを批判しても、 あげつらっても仕方がないでしょう。 &amp;#160;&amp;nbsp; 注目してほしいのは、 後から振り返ってみれば、 多くの専門家を集めて 喧々諤々議論をしていた原子力安全委員会や、 官邸や東電の首脳たちよりも、 現場の所長ひとりの判断の方が、 はるかに冷静で、 的確だったということです。&amp;nbsp; &amp;#160; これは、企業の運営の中でも 日常的に頻繁に起きています。 &amp;#160;&amp;nbsp; 毎日、生の情報に接している現場の方が、 はるか彼方でふんぞり返っている経営陣よりも、 判断力が身についているというのは、 むしろ当然でしょう。&amp;nbsp; &amp;#160; 健全な組織というのは、 上司の指示を現場が適当にやり過ごすことにより、 スムースに業務が流れているものです。 &amp;#160;&amp;nbsp; 高橋伸夫東大教授の著書 『できる社員は「やり過ごす」』（ネスコ）によれば、 実際に３０数社、 ３０００人以上の社員に調査したところ、 ６３．３％の人が、 自分の職場で「やり過ごし」が実行されている、 と答えたそうです。&amp;nbsp; &amp;#160; 一般の経営学では、 「やり過ごし」は、 「組織運営上の損失（コントロールロス）」とされ、 あってはならないことになっています。 &amp;#160;&amp;nbsp; それは、上司は常に正しい判断をし、 的確な指示命令をする、 というまったく現実離れをした前提があるからです。 &amp;#160;&amp;nbsp; つまり、経営学そのものが 現場からはるかに離れたところで、 頭の中だけで練り上げられた 机上の空論なのです。&amp;nbsp; &amp;#160; ちょうど、上記の新聞記事が出た 5月27日（金）の天外塾で、 未来工業の山田昭男さんによる 特別セミナーの第2講が開かれました。&amp;nbsp; &amp;#160; 山田さんは、 「ホウレンソウなどいらん、ポパイにでも食わせておけ」 といっておられます。 &amp;nbsp; 通常の企業経営では、 きわめて大切だと思われている、 ホウ（報告）、レン（連絡）、ソウ（相談）が、 未来工業では一切禁止です。&amp;nbsp; &amp;#160; 「現場のことは、現場が一番わかっているのだから、 いちいち報告などせんで、さっさと実行しろ！」というのです。&amp;nbsp; &amp;#160; 経営学などに頼らずに、 現場から発想すると、 こういうユニークなマネジメントになります。&amp;nbsp; &amp;#160; 東電も、いろいろ問題はあるにせよ、 少なくとも現場は健全性を保っていたことを、 今回はからずも証明されました。&amp;nbsp;  &amp;#160;&amp;nbsp;企業の経営も、 そろそろ机上の空論の経営学を離れて 、現場からの発想に切り替えるべきでしょう。 &amp;#160;&amp;nbsp; そういう新しい現場からの経営学を、 「人間性経営学」と名づけ、一連の著作を書いています。&amp;nbsp; &amp;#160; シリーズ一冊目『マネジメント革命』（講談社）は、 前回（No43）文庫本の出版をお知らせしましたが、 「やり過ごし」に関して詳しく書きましたので ご参照いただければ幸いです。&amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;#160;&amp;#160;   天外伺朗 </description>
      <pubDate>Sun, 10 Jul 2011 18:05:09 +0900</pubDate>
      <category>メルマガバックナンバー</category>
      <author>株式会社 office JK</author>
          </item>
        <item>
      <title>『よほびか』   ２０１１年７月号  （2011/5/11発売号）</title>
      <link>http://www.officejk.jp/article/14031021.html</link>
      <description>&amp;#160;&amp;nbsp;&amp;lt;タイトル&amp;gt; &amp;nbsp;大規模なインフラ頼りはやめ自給的生活を！ &amp;nbsp;真の豊かさと幸福に満たされた社会へ！&amp;nbsp; ホロトロピック・ネットワーク主宰&amp;nbsp;&amp;nbsp; 天外伺朗&amp;nbsp; 日本人の価値観はすでに変わり始めている&amp;nbsp; &amp;#160; ３月11日に発生した、東日本大震災と津波、 そして原発事故。第二次世界大戦の惨禍を除けば、 江戸時代から今日に至るまでのわが国において、 これほどひどい災害はなかったと思います。 &amp;nbsp;犠牲になられたかたのご冥福をお祈りし、 被災者のかたがたには心からお見舞い申し上げます。 &amp;nbsp;４選を果たした都知事が、 「これは天罰だ」という 趣旨の発言をしていたのを ご記憶のかたは多いでしょう。 被災者感情を逆なでしていると叩かれましたが、 人間の意識と自然災害が関連している、 という非科学的な発想に対する批判は なかったですね。  実は、この世の中は科学的合理性が 支配しているように見えますが、 「人間の意識は自然界に影響を及ぼす」 という考えは、 日本人の深層心理に深く刻まれています。 &amp;nbsp;私も、ネイテｲブ・アメリカンとの儀式で 何度か神秘体験をし、 必ずしもそれを否定できないと思っています。 &amp;nbsp;しかし、「人間が悪いことをすると災害を呼ぶ」 ということはないでしょう。 &amp;nbsp;「この世」の価値観で、 大自然をはかることはできません。  ですから、「この大災害にはどのような意味があったのだろう」 などと、私たち人間のあさはかな頭で考えてもはじまりません。 &amp;nbsp;いっさいの意味づけをせず、理由をこじつけず、 目の前にある物事を そっくりそのまま受け入れた方がいいでしょう。 &amp;nbsp;私はこの際、批判も控えたいと思います。 &amp;nbsp;どんなに一生懸命に問題解決をはかっても、 人間ならば必ずミスは出ます。 &amp;nbsp;政治家のパフォーマンスが 気になるかもしれません。 &amp;nbsp;それらをあげつらうより、 これからどうするか、 のほうが大事です。  &amp;nbsp;この未曾有の大災害を経験した日本は今後、 大きく変わるでしょう。 &amp;nbsp;すでに物の見方、考え方、 価値観などに変化が見られます。 &amp;nbsp;やがてそれは、社会の基本的な通念が 根底からひっくり返るという パラダイム・シフトにつながり、 それが礎となって、 明るい未来への復興となります。 &amp;nbsp;エネルギーのローカル化で「個電」の時代が到来   いまは、節電のためあちこち暗いですね。 これは、とても健全な状態だと思います。 日本は必要以上に明るくして、 必要以上に消費して、 ＧＤＰ（国内総生産）が 世界二位の経済を実現してきたのです。  人々がつつましく、 外側の華やかさよりも内面的な充実へ向かえば、 日本のＧＤＰはどんどん落ちるでしょう。 &amp;nbsp;今回の大災害は、 そのシフトのきっかけになると思います。  日本は、社会としては世界でも 類がないほどうまく運営されているし、 人々の意識レベルが高いと思います。 &amp;nbsp;今回の大災害では、 はからずもそれが証明されました。  被災者たちの互助精神や、 直ちに現場に飛び込んでいった ボランテｲアたちのさわやかさは、 日本人全員が誇りに思っていいでしょう。 &amp;nbsp;若者たちは、ビジネスで成功して 自家用ジェット機でリゾートに行く夢よりも、 困っている人を助けるために泥にまみれて働く事を選びました。  皆が自家用ジェット機を目指したほうが、 ＧＤＰは上がりますが、 もう日本の若者はそういう人生よりも 内面的な充実へ向かう人が 増えていくのではないでしょうか。 &amp;nbsp;日本のＧＤＰはどんどん下がりますが、 それが社会の進化です。  &amp;nbsp;このような若者たちの先進性とは裏腹に、 政治や経済の面では日本というバスは 少しポンコツになり、 エンストばかりしています。 &amp;nbsp;でもそれに怒り狂っても、 運転手に文句を言っても、はじまりません。 運転手を交代させても同じでしょう。  &amp;nbsp;実は、バス(国)としては復興資金の手当てとか、 災者の救済とか、 やらなければいけないことがたくさんあり、 それはそれとして、 しっかりやってもらわなくてはいけません。  でも、被災者以外は、 バスに乗ればどこかに 連れて行ってもらえるという幻想を捨てて、 自分の足で歩き始めればいいのです。 &amp;nbsp;食糧もエネルギーもなるべく自給し、 一歩一歩確実に歩めば、 日本はパラダイスです。  &amp;nbsp;今、野菜や魚の放射能汚染が 話題になっていますが、 じつはその前に、農薬、化学肥料、 環境ホルモン、食品添加物などで、 私たちの食べ物はすでに汚染されています。 &amp;nbsp;それは確かに「直ちに健康に被害を及ぼす量」 ではないのですが、 長い間の蓄積でさまざまな病気を引き起こしている 遠因になっているのではないかと、 多くの医療者が疑っています &amp;#160;&amp;nbsp;放射能以前に、 日本はすでに汚染列島になっていたのです。 &amp;nbsp;それを逃れるために自衛が必要です。  エネルギー関連では、 技術開発の要素が多く、 私も歳をとっていますが 技術者としての血が騒ぎます。  まずは、徹底した 省エネルギー技術の開発が求められます。 &amp;nbsp;今でも「ＯＭソーラー」などのシステムを用いると、 冬でも晴れた日の夜は暖房が要りません。 &amp;nbsp;採熱や蓄熱の方法は まだまだ改良の余地があります。  私の現役時代は「家電」という分野で 仕事をしましたが、 これからは「個電」の時代になるでしょう。 &amp;nbsp;さまざまな小規模の発電システムが開発され、 家庭やビルは必ずバッテリーが 装備されるようになるでしょう。 &amp;nbsp;そうすれば今のように ピークの電力消費にあわせて 巨大な発電設備を用意する必要はなくなります。  小規模な発電システムを組み込んだ電力網は、 今検討されている「スマートグリッド」 の技術にいっそう磨きがかかり、 通信技術が応用されるようになるでしょう。  あれだけの大災害を経験したのですから、 これらの技術開発は、 必ず日本が主導権を握ると思います。  そうすると、かつてのソニーのような 会社がたくさん現れて、 日本の産業が活性化するかもしれません。 &amp;nbsp;これは、逆に日本のＧＤＰを押し上げる事になります。  しかしながら、 ＧＤＰで国の評価が定まる時代は終わり、 これからはブータンの前国王が提唱した ＧＮＨ（国民総幸福量）が重視されるでしょう。 &amp;nbsp;日本の新しい目標はＧＮＨで世界ナンバーワンです。  被災地で活躍している大勢の若者たちを見れば、 それは決して夢物語ではありません。 &amp;nbsp;（プロフィール） てんげ しろう  本名は土井利忠。元ソニー上席常務。 工学博士。1964年東工大卒。 ソニーに42年間勤務。 その間CD（コンパクトディスク）、 犬型ロボット・AIBOなどの開発を主導。 また、脳科学と人工知能を統合した新しい学問 「インテリジェンス・ダイナミクス」を提唱した。 現在は病院に代わる「ホロトロピックセンター」 という概念を提唱して医療改革に取組み、 ｢天外塾｣を開いて企業経営改革を推進するほか、 教育改革にも手を広げている。 著書に『経営者の運力』『非常識経営の夜明け』 『マネジメント革命』（講談社)、 『GNHへ』(ビジネス社)、 『運力』『般若心経の科学』 『宇宙の根っこにつながる生き方』(祥伝社)、 『教育の完全自由化宣言』『運命の法則』(飛鳥新社)などがある。 </description>
      <pubDate>Wed, 29 Jun 2011 04:17:07 +0900</pubDate>
      <category>報道資料</category>
      <author>株式会社 office JK</author>
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      <title>「フロー・インステｲテュート」   ２０１１年５月１７日   No.43</title>
      <link>http://www.officejk.jp/article/14031010.html</link>
      <description>&amp;nbsp;&amp;nbsp;  &amp;nbsp; お知らせするのが遅くなりましたが、 拙著『マネジメント革命』の文庫版が、 講談社から3月20日に発売になりました。 &amp;nbsp; 本文の表現も見直しましたが、 文庫版まえがきを新たに追加し、 また、むすびを新しくしました。&amp;nbsp; &amp;#160; 「フロー経営」という言葉は、 この本から使いはじめましたが、 4年半が経過して、 かなり産業界に浸透してきたこと。 &amp;nbsp; また、私自身は「フロー経営」を、 創業期のソニーで学びましたが、 最近ではネッツトヨタ南国や 未来工業などが有名になったこと。 &amp;nbsp;さらにはサッカーの前日本代表監督の 岡田武史氏が天外塾で 「燃える集団」型マネジメントを学ばれ、 南アW杯で成果を上げられたこと、 などを文庫本まえがきで紹介しました。 &amp;nbsp; むすびでは、 自らがフロー体験をしていない人は 「フロー経営」が出来ないこと。 &amp;nbsp;&amp;nbsp;そういう人は幼児期の つらい体験や親との葛藤などのトラウマを はずすお手伝いをしないといけないことなど、 天外塾の近況をご紹介しました。   結局「フロー経営」というのは、 知識として知っただけではだめで、 本人の意識の変容が必要なのですね。 &amp;nbsp; すでにご存じの方も いらっしゃるとは思いますが、 『マネジメント革命』を書いた いきさつをお話しましょう。&amp;nbsp; &amp;#160; 2003年にいわゆるソニーショックが起き、 日本中の株価が暴落しました。&amp;nbsp; &amp;#160;&amp;nbsp;その数年前から地獄のように なってしまったソニーと、 かつての元気の良かった頃との違いが、 チクセントミハイ教授の「フロー理論」で 読み解けることを発見し、 2004年にアメリカのモンタレー市まで、 教授の講演を聞きに行きました。 &amp;nbsp;&amp;nbsp;講演の冒頭でソニーの設立趣意書が示され、 「フロー経営」のお手本はソニーだよといわれ、 ショックを受けましたが、 それがこの『マネジメント革命』という 本を書くきっかけになりました。 &amp;nbsp;&amp;nbsp;そのセミナーは、 TED（Technology-Entertainment-Design) と呼ばれており、 技術、娯楽、デザイン（建築を含む）の3つの領域で、 ユニークな業績を挙げた人が大勢講演します。&amp;nbsp; &amp;#160; ごく最近、懐かしいチクセントミハイ教授の講演の映像を、 フロー・インステｲテュートのホームページで見ました。 &amp;nbsp; http://www.flowinstitute.jp/&amp;nbsp;  &amp;nbsp;天外塾の塾生、大前みどりさんが 主宰されているグループで、 すでに昨年、東京、静岡、大阪と 3回のフロー・シンポジウムを開催し、 また毎月の例会も開催されております。&amp;nbsp; &amp;#160; ご縁を感じて、 このたび代表に就任させていただきましたが、 早速6月23日（木）に新たな門出を祝う会が 国際文化会館であり、 私とネッツトヨタ南国の横田英毅さんが 講演する予定です。 &amp;nbsp;お申込みは、下記ホームページから。&amp;nbsp; &amp;#160;http://bit.ly/ioLASd &amp;#160;&amp;#160;&amp;nbsp; また、11月19日（土）には 大阪でフロー・シンポジウムが開催され 私も講演します。&amp;nbsp; &amp;#160; そうこうするうちに、 私の著書から寸言を抜き出して、 自動的に一時間ごとにツイッターを発信する tenge_bot というのを作ってくれました。 &amp;nbsp; http://twitter.com/#!/tenge_bot&amp;nbsp; &amp;#160; いやはや、若者たちの行動力は凄いですね。 &amp;nbsp; このような動きを見ていても、 今度の大震災でのボランテｲアたちの活躍を見ても、 人類は進化しているなと、 しみじみ思います。&amp;nbsp; &amp;#160; じつは、日本でも5月21日（土）に 東京お台場の未来館でTEDの集まりがあり、 私も講演をいたします。 &amp;nbsp;&amp;nbsp;そこでは、かつてTEDでチクセントミハイ教授との 御縁をいただいたことに感謝して、 フローの話をしようと思っています。 &amp;nbsp;http://www.tedxtokyo.com/&amp;nbsp; &amp;#160; 日本は大震災と原発事故で 壊滅的な打撃を受けましたが、 進化した若者たちを見ていると、 未来は明るい感じがします。 &amp;nbsp; 15日（日）まで熱海で 断食合宿を主催しておりましたが、 余興で恒例のヴォーカルコンサートをやりました。&amp;nbsp; &amp;#160; エーデルヴァイスという オーストリアの国花を讃える歌は、 「小さな白い花が、毎朝、微笑みかけてくれる」、 といった歌詞ですが、しめくくりが 「どうか、私の祖国を末長く祝福してください」です。 &amp;nbsp;&amp;nbsp;大災害で痛めつけられた日本に想いが至り、 自分で歌っていて涙が出てしまいました。&amp;nbsp; &amp;#160;&amp;nbsp; Bless My Homeland Forever&amp;nbsp;&amp;#160;&amp;nbsp;    天外伺朗 &amp;#160;</description>
      <pubDate>Wed, 29 Jun 2011 02:14:35 +0900</pubDate>
      <category>メルマガバックナンバー</category>
      <author>株式会社 office JK</author>
          </item>
        <item>
      <title>「復興への道」    ２０１１年０４月２７日  N0.42</title>
      <link>http://www.officejk.jp/article/14021995.html</link>
      <description>&amp;#160;&amp;nbsp; 昨日（4月26日）経済産業省の方々の訪問を受けました。  &amp;#160;&amp;nbsp;原発事故の影響で、 海外企業の支社が軒並み日本を脱出し、 外国人がいなくなりましたが、 再び呼び戻すのにはどうしたらいいだろうかという相談が一つ。 &amp;nbsp;さらには、もう少しグローバルに、 日本を復興させるための方策などが議論されました。&amp;nbsp; &amp;#160; たしかに、 東京の街並みから外国人が消えましたね。 原発事故は直接的な被害以外に、 さまざまな長期的な影響をもたらすことは 間違いないでしょう。  &amp;nbsp;このままいけば、 欧米と東南アジアを結ぶ経済圏の中で、 日本だけが取り残されてしまい、 孤立化は避けられません。&amp;nbsp; &amp;#160; 相談されても名案があるわけではありませんが、 いまはともかく世界中が日本の原発事故に過剰に反応いるので、 何をやっても無駄。&amp;nbsp; &amp;#160;&amp;nbsp;来年4月を目標に思い切った方策を練り、 それを矢継ぎ早に実施するのがいいのではないか、 と申し上げました。 &amp;#160;&amp;nbsp; 日本復興のプランは、 しかるべき委員会も設立されており、 私などの出る幕はないのですが、 下記のような案を提示しました。 &amp;#160;&amp;nbsp;１．復興債の発行。 今の赤字国債とは別建てで、 条件も変えて国債を発行する。 &amp;nbsp;目標は10年間で50兆円。 &amp;nbsp;世界中のタンス預金や企業の内部留保を復興債で 持ってもらうように大キャンペーンを張る。 &amp;#160;&amp;nbsp;２．津波で破壊された街は、 「未来型都市」のコンペを行い、 世界中から知恵を集める。 &amp;nbsp;防災、省エネ、電力の消費と発電法、 ゴミ処理、住民の健康維持と憩い、 などに関して、世界の模範となる都市づくりを行う。&amp;nbsp; &amp;#160;３．「個電（私の造語）」、 「エネルギーネットワーク」、 「バッテリー」などの新技術、 新産業をプロモートし、世界をリードする。    「個電」は、住居やビルの徹底した省エネ技術をベースに、 個別の小規模の発電を随所で展開するという発想。  「エネルギーネットワーク」は、 スマートグリッドをさらに発展させ、 通信技術のエネルギー網への応用などがテーマ。  「個電」の時代には、家庭もビルも バッテリーが必須になり、 一層の容量アップと低コスト化が求められる。  これらの技術は、 災害後の日本が最も必要としており、 日本で発展する必然性がある。&amp;nbsp; &amp;#160;  ご来訪いただいた経産省の方々は、 産業界の人材政策がご担当であり、 私ともども外野での意見交換になりましたが、 逆に日本中でこういう議論をしてもいいかな、 という気がしました。 &amp;#160;&amp;nbsp; さて、話題をぐっと身近な天外塾に移します。 さる4月22日、2011年度前期の第1講が開催されました。 &amp;nbsp;ホテル業界の巨頭が二人、 歯科医が三名、医師が二名と、 とても個性的なメンバーがそろい、 最初から熱気むんむんのセミナーになりました。 &amp;nbsp;これからの5回が楽しみです。&amp;nbsp; &amp;#160; その1週前の4月15日、 ネッツトヨタ南国の横田英毅さんにも 講師としてご参加いただいて、 未来工業の山田昭男さんの特別セミナーの第1講を開催しました。  リーマンショックで住宅着工件数が半分に減り、 同業他社が惨憺たる業績に陥る中で、 未来工業は、売り上げも利益も僅かに落ちただけで乗り切り、 産業界を驚かせました。 &amp;#160;&amp;nbsp; 山田さんは、さすがに演劇で鍛えただけあって、 とても洒脱な言い回しで塾生を楽しませてくれましたが、 「リーマンショックなんて本当にあったの？」とか、 「住宅着工件数が減れば、淘汰が進むから、 わが社の売り上げはむしろ上がる」など、 とても刺激的でした。&amp;nbsp; &amp;#160; マーケットが縮小すると、 「大変だ！大変だ！」と頭を抱えてしまう、 並の経営者とはまったく風格が違うという感じがしました。 &amp;nbsp;あと2回が楽しみです。&amp;nbsp; &amp;#160; 2011年にスタートする、 第2回横田英毅特別セミナー、 天外塾、運力強化特別セミナー、 などはすべて満席になっており、 現在募集しているのは、 2012年1月からスタートする、 第3回横田英毅特別セミナーと、 4月からの天外塾（2012年度前期）です。 &amp;nbsp;  被災地は少しずつ復興への機運がみなぎってきましたが、 原発事故は長丁場になりそうです。  この大災害は、不幸な出来事でしたが、 日本が大きく変容するためのチャンスだと思います。  過去のしがらみを断ち切って、 勇気を持って次の一歩を踏み出しましょう。&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;  &amp;#160;&amp;#160;  天外伺朗&amp;nbsp; </description>
      <pubDate>Sun, 19 Jun 2011 20:06:59 +0900</pubDate>
      <category>メルマガバックナンバー</category>
      <author>株式会社 office JK</author>
          </item>
        <item>
      <title>週刊現代 2010年11月1日発売号より</title>
      <link>http://www.officejk.jp/article/14002591.html</link>
      <description>   実は凄い「日本の底力」 （前略）&amp;nbsp;  元ソニー上席常務で作家の天外伺朗氏は言う。   「今後の日本企業で生き残るのは、 『フロー経営』で『燃える集団』を実現する会社です。    燃える集団とは、上からの統制が弱く、 社員一人一人がスーパーマンに変身して全力疾走し、 会社全体の業績を伸ばしていく組織のこと。 &amp;#160; ムカデ競争のように、皆が足を結んで同じ方向に走る 合理主義的なやり方とは正反対です。    フロー経営とは、『組織の壁や上下関係を希薄にする』 『社員を徹底的に信頼し、決定を現場の自主性に任せる』 『なるべくルールを減らす』『情報をすべての社員に公開する』など、 社員の人間性を重視して行う経営です。 &amp;#160; サッカーの岡田武史前日本代表監督は、 97年に私の経営塾で学ばれ、 南アW杯で『燃える集団』の実現に成功されました」    天外氏によると、すでにフロー経営で成功している日本企業は、 岐阜県の電設機器メーカー「未来工業」や 高知県の自動車ディーラー「ネッツトヨタ南国」、 それに京都府の古着屋チェーン「ヒューマンフォーラム」など。    未来工業の給与体系は、成果主義でなく年功序列で、 年間の休暇は１４０日。残業もない。  それでも高収益を確保している。  ネッツトヨタ南国は、この業種では最も従業員の定着率が良い。  顧客満足度が高く、リーマンショック以降の 不況の中でも売り上げを伸ばした。 &amp;nbsp; 「実は創業から１９９５年頃までのソニーも、 全社的にフロー経営で業績を伸ばしていました。 &amp;nbsp;   私もその中で、ＣＤやワークステーションＮＥＷＳ、 犬型ロボットＡＩＢＯなどを開発したのですが、 95年に経営者が代わり、アメリカ流の合理主義経営に転換して、 ソニーは普通の会社になってしまいました」 （天外氏）&amp;nbsp; </description>
      <pubDate>Mon, 30 May 2011 03:55:32 +0900</pubDate>
      <category>報道資料</category>
      <author>株式会社 office JK</author>
          </item>
        <item>
      <title>「第3回 横田英毅特別セミナー開催のお知らせ」  ２０１１年４月６日 No. 41</title>
      <link>http://www.officejk.jp/article/14002589.html</link>
      <description>&amp;nbsp;    昨夜（4月6日）、 ピアニストの ウォン・ウィンツァンさんの チャリティー・コンサートが 開催されました。    短い告知期間にもかかわらず、 満員になった会場は、 震災以来の重苦しさが 音楽で癒され、 被災地への祈りとなって 結集したように感じられました。    アンコール曲でウォンさんは 「君が代」を選び、 すばらしいアレンジと演奏で 日本の復興を応援してくれました。    募金を担当した 「テラ・ルネッサンス」という NPOの若者たちのさわやかさも とても印象的でした。 &amp;nbsp;  このメルマガの読者も、 何らかの形で被災者とかかわって おられる方も多いと思います。    天外塾の塾生で被災地の方は 全員無事でしたが、 まだ水道が復旧していないなど、 苦難が続いているようです。    塾生でボランティアとして 被災地に入られた方も何人か いらっしゃいます。  またレポートをいただけたらと存じます。 &amp;nbsp;  原発は小康状態ですが、 汚染被害が拡がっています。 &amp;nbsp;  今回の事故では、 私自身の反省も含めて 色々と考えさせられました。 &amp;nbsp;  まず、公式発表とか 専門家の発言が、 きわめて表面的で 楽観的すぎるように 聞こえたことです。    たしかに、 人々にパニックを 起こさせないようにという配慮と、 うっかり間違ったことを いったら大変だ、 という気持はわかりますが、 確認できたことだけを 述べていると、内部で 何が起きているのかわかりません。 &amp;nbsp;  かえって、 政府筋は何かを隠している のではないかという疑心暗鬼が 頭をもたげてしまします。 &amp;nbsp;  一方、インターネット上では、 「間違いなく爆発が起きる」 という記事が多数見られ、 私にも避難を勧める メールが何通か入りました。 &amp;nbsp;  人々は、 超楽観的な公式見解と、 超悲観的なインターネット上の情報と、 自国民の安全を予防的に守ろうとする 各国大使館の対応の間で、 心がゆれ動いたと思います。 &amp;nbsp;  私も、 なるべく中立な情報を お伝えしようと メルマガを発行しましたが、 専門家ではない悲しさで2回も 訂正メルマガを出す羽目になりました。 （アドバイスをいただいた方に 感謝申し上げます）    後に、カリフォルニア大学 サンタバーバラ校の ベン・モンリアル教授などによる 詳しい解説記事が翻訳されて出ました。    中立な立場の日本の専門家が 早目にこういう情報を出してくれたら、 ずいぶん人々の心は落ち着いたと思います。 &amp;nbsp;  今回の原発事故に対する 政府の広報活動は、 企業の不祥事に対する危機管理の 反面教師になります。    すでに、 言い尽くされていますが、 批判を避けようとして 表面的なきれい事を発表しても 誰も信用しません。    かえって、 何か裏があるのでは カンぐられて状況を悪くします。 &amp;nbsp;  批判を覚悟で悪い事まで さらしていった方が、 結果的にはいい方向に 行くと思います。    会社と利害関係のない 第3者に、率直な意見をいってもらう ことも有効でしょう。 &amp;nbsp;  さて、原発の状況が 不安定だったため キャンセルさせていただいた、 第1回 横田英毅特別セミナーの 第3講ですが、皆さまから &amp;nbsp; 「こういう事態ではしかたがないね」と、 とても温かい声をいただきましたが、 &amp;nbsp; 「第1講、第2講が とてもすばらしかっただけに とても残念だ！」という 思いも伝わってきました。 &amp;nbsp;  そこで、 7月からスタートする 第2回 横田英毅特別セミナーの 第3講（9月30日）を 第1回の塾生も聴講できるように 広い会議室を手配しました。    すでに喜びの声が続々と 寄せられています。 &amp;nbsp; （第2回受講生の方は 第3講が合同とさせていただきますこと ご了承くださいませ） &amp;nbsp;  さて、好評の 横田英毅特別セミナーですが、 下記のように2012年1月から 第3回を企画させていただきました。 &amp;nbsp; (第2回でキャンセル待ちされました方は 優先して、お席をご用意いたします。） &amp;nbsp;  第3回からは、 定員を20名様とし、 第1回、第2回の卒業生が半額で 受講できる「卒業生シート」を 10名様に限り ご用意させていただきます。 &amp;nbsp;  下記に 横田英毅特別セミナーを 最初にご案内したときの メールを添付いたします。 &amp;nbsp; （天外レポートNo.31 2010.10.3  セミナーの日程は2012年の第3回の ご案内になっております） &amp;nbsp;&amp;nbsp;  『日本でいちばん大切にしたい会社2』 （坂本光司著）で紹介された 「ネッツトヨタ南国」は、 いま日本で最も注目を集めている 企業の一つでしょう。 &amp;nbsp;  そのユニークな フィロソフィーを 樹立した横田英毅さんを 講師にお迎えして、 下記のようにセミナー（全3回）を 開催致します。 &amp;nbsp;&amp;nbsp; 【横田英毅特別セミナー】 &amp;nbsp; ネッツトヨタ南国に学ぶ「人が育つ」マネジメント &amp;nbsp; 講師 横田英毅、天外伺朗 &amp;nbsp; ＜講義内容とスケジュール＞ &amp;nbsp;全３講 各１３時~１７時 &amp;nbsp; 第１講 2012年1月27日（金） &amp;nbsp;  「人が輝く人間性尊重の組織づくり」  ~働く喜びと人間力~ &amp;nbsp; 第2講 2012年2月24日（金） &amp;nbsp; 「戦略としての人材開発」 ~できない理由を探さない集団の実現に向けて~ &amp;nbsp; 第3講 2012年3月23日（金） &amp;nbsp; 「一番大切なことは何か」 ~成功する秘訣は問題を発見して解決すること~ &amp;nbsp; 場所：国際文化会館 &amp;nbsp; 定員：20名 &amp;nbsp; 受講料：１５万円 （振込確認により受付完了） &amp;nbsp;  横田さんは、 2010年前期の天外塾に 一塾生として参加され、 他の塾生たちをびっくりさせました。 &amp;nbsp;  随所で、 そのフィロソフィーの一端を ご披露いただきましたが、 今回の塾生はとても ラッキーだったと思います。    私が、お伝えしている、 フロー経営、 燃える集団型マネジメント、 従業員を徹底的に信頼する経営、 長老型マネジメントなどは、 横田さんはとっくの昔から 実践されております。    私が、ソニーの創業者の 井深大氏のマネジメントの中に 発見して学んできたのに対し、 横田さんは誰のお手本もなしに、 独自に発見され、工夫されてきました。    その意味では、 わざわざ「天外塾」で 学ばれる必要はなかったのですが、 心理学や「フロー理論」などを用いた 私の体系化に興味を 持っていただいたようです。 &amp;nbsp;  2010年9月17日の 天外塾前期第6講には、 2006年日本一になった黄金時代の 日本ハムを築きあげた 白井一幸ヘッドコーチ（当時）も ご出席いただきましたが、 「叱らない、教えない、やらせない」とか、 「結果は過去のプロセスがあらわれただけだから、 いまとやかくいっても何もならない」とか、 横田さんと全く同じ内容のフィロソフィーを語られました。 &amp;nbsp;  スポーツでも企業でも、 人財が育ち、 やる気と生きがいに燃えて 人が力を発揮するための フィロソフィーは共通です。 &amp;nbsp;  ただし、いまの産業界でも スポーツ界でも、 このようなマネジメントの実践は きわめてまれであり、大多数は 「指示・命令・叱咤激励・恫喝・脅迫」を 中心とした「管理型」マネジメントです。   「燃える集団型」マネジメントの もうひとつの特徴は、 「人が育つ」ことです。 &amp;nbsp;  かっての日本ハムも、 2軍から育てた選手を中心に 日本一に輝きました。 &amp;nbsp;  このあたりが、 金に糸目をつけずに 有名選手をとってくるチームや、 すぐによそからCEOをリクルートする アメリカの企業とは違うところです。    ネッツトヨタ南国では、 とてもユニークは採用選考により、 人財を集め、 従業員が楽しく伸びていけるように さまざまな工夫をしておられます。 &amp;nbsp;  自動車ディーラーとしては 例外的に従業員の定着率が高く、 従業員の満足度も顧客満足度も 群を抜いて高いのが特徴です。 &amp;nbsp; そのため、 リーマンショック以降の 不況にもめげず、 立派な成績を残されています。    横田さん自身によるセミナーは、 受講生に知識以上の何かを もたらしてくれることは間違いないでしょう。 &amp;nbsp; お申込みは、 下記ホームページから・・・・ http://www.officejk.jp/category/1327009.html &amp;nbsp;&amp;nbsp; 天外 伺朗 </description>
      <pubDate>Mon, 30 May 2011 03:48:40 +0900</pubDate>
      <category>メルマガバックナンバー</category>
      <author>株式会社 office JK</author>
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      <title>「これからの日本」    ２０１１年３月２７日  No.40</title>
      <link>http://www.officejk.jp/article/13979802.html</link>
      <description>&amp;nbsp;      今回の大災害に対する所感と、 今後の日本がどうなるかについて、 ホロトロピック・ネットワークの ニュースレターのために 書きおろしましたので そのままの形でお送りします。 &amp;nbsp; ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ &amp;nbsp;&amp;nbsp;  おそらく、 第二次世界大戦の惨禍を除いては、 江戸時代から今日に至るまでで 最もひどい災害だったと思います。 &amp;nbsp;  犠牲になられた方々の ご冥福を謹んでお祈りいたします。 &amp;nbsp;  いまだに深刻な状態の被災者の皆さまや、 大切な人を失われた方々には、 どんな言葉もむなしいかもしれませんが、 心からお見舞い申し上げます。 &amp;nbsp;  福島原発は、いま（3月27日）時点で まだ安定しておらず、予断を許しません。 &amp;nbsp;  沈静化に成功してからも、 農産物、海産物、水、土壌など、 広範囲の放射能汚染には 長い年月苦しめられるでしょう。 &amp;nbsp;  被災者の救済に携わる人々、 ただちに支援活動を始められた 多くのボランテイアたち、 そして、命懸けで原発に取組んでいる 作業員の皆さんには、 頭が下がる思いがします。 &amp;nbsp;  戦後66年にわたって、 平和で豊かで優しい社会を、 懸命に築いてきた日本と日本人に、 どうして、これほどの災厄が 降りかかったのでしょうか。 &amp;nbsp;  この大災害は、 私たちに何をもたらし、 どういう意味を持っているのでしょうか。 &amp;nbsp;  これからの日本はどうなるのでしょう。    石原東京都知事の「これは天罰だ」 という発言が話題になりました。 &amp;nbsp;  日本人が我欲（エゴ）の追求に うつつを抜かしているものだから 天の怒りを買った、 という趣旨だったようです。    よく考えると、 人々の言動と自然災害の関連という、 まったく非科学的な内容を 述べているのですが、 そのことよりも、 被災者の心境を逆なでしている、 という批判が多かったようです。 &amp;nbsp;  ということは、 都知事の発言の是非はともかく、 「人の心の持ちようによって、 自然現象が影響を受ける」という、 きわめて宗教的で非科学的な 内容に関しては、 ほとんどの日本人は 抵抗感なく受け入れている、 ということです。    これは、表面的には 科学万能の世の中で、 じつはそれとは まったく違う信念体系が、 日本人の心の奥底に しっかりと根を張っている証拠です。    私たちの日常会話の中に、 それは随所に顔を出しています。 &amp;nbsp;  たとえば、ゴルフコンペの日が快晴だと 「皆さんのおこないが良かったおかげで、 今日は快晴に恵まれまして…」と 幹事が挨拶をするのが恒例です。 &amp;nbsp;  それを聞いて、 「わしらの行動と天気は関係ないよ」 という人はいません。    近代文明人は、 理性と論理と科学を規範にして 社会生活を営んでいますが、 よくよく観察すると、 全員がそれとはまったく違った、 原始時代からの伝統に 支配されているのです。    それはまた、 近代科学の限界を人々が 本能的に把握している、 といってもいいでしょう。 &amp;nbsp;  私自身は、科学技術をおさめ、 技術の世界で身を立ててきた人間ですが、 アメリカ・インデイアンとの 付き合いを通じて、嫌というほど 神秘的な体験をしてきており、 科学を超えた世界は おなじみになっています。 &amp;nbsp;  たとえば、サンダンスなどのお祭りの進行は、 天候の変化や動物たちの行動と 一体になっています。 &amp;nbsp;  雨が必要なときには豪雨が降り、 雷が必要な時、虹が必要な時、 太陽が必要な時、 それぞれ瞬時に天候が変わり、 舞台を整えるのです。 &amp;nbsp;  彼らが創造主のメッセンジャーと 信じるイーグルは、 誰かが書いたシナリオ通りとしか 思えない登場の仕方をします。 &amp;nbsp;  その場にいると、 それが当たり前になってしまいますが、 こうして日本にいて思い返すと、 あれは本当だったのか、 夢ではなかったのか、 という心境になります。    彼らは、文字通り 自然と一体になっており、 自分の意識と自然との境界を 感じていないような印象を受けます。 &amp;nbsp;  彼らも、都知事と同じく、 人々のエゴの追求が目に余ると、 それを罰するために 天災が起きると信じています。    ホピの予言は、 広島、長崎の原爆投下とも 解釈できる予言を含んでいたりして、 よく知られています。 &amp;nbsp;  その中に、 白人が激しくエゴを 追求するものだから、 創造主が怒り、 アメリカ大陸は西海岸から沈んでいく、 という予言もあります。 &amp;nbsp;  しかしながら、 私は都知事の見解にも、 インデイアンの物の見方にも反対です。 &amp;nbsp;  両方とも、人間社会が捏造した 「この世」の価値観に とらわれているように感じます。    自然は「この世」の 価値観には支配されておらず、 むしろ「あの世」の 管轄下にあるからです。    私自身「あの世」との 付き合いを20年以上にわたって 深めてきましたが、 「この世」の常識や価値観では 「あの世」は語れない、 と断言できます。 &amp;nbsp;  もちろん私たちは「この世」しか 知らないわけですから、 その常識で判断する以外 やりようがないのですが、 そのために、宗教も含めて 多くの間違いを生んでいると思います。 &amp;nbsp;  「あの世」の際立った 特徴の一つに、 「いい―悪い」、 「正しい―間違っている」、 「聖―俗」などの区別がないことです。    私たちは、幼少期から その区別をするようにしつけられ、 少しでもいい方向に行かなければいけない、 という強迫観念のもとに生きていますので、 これは信じられないかもしれません。    宗教の中では、 親鸞の「悪人正機説」が、 この「あの世」の特徴を 直接的に説いていますが、 「この世」の常識で 解釈するものだから、 さまざまな誤解を 生んでいるようです。 &amp;nbsp;  「あの世」のことを お伝えしようとすると、 多くのページ数を要するうえ、 結局言葉では表現できない、 ということになってしまいます。 &amp;nbsp;  ですから、本文では これ以上の説明をやめます。    私は、「人間の意識は 自然界と一体だ」、 だけど「悪いことをすると災害を呼ぶ、 ということはない」 という信念を持っています。 &amp;nbsp;  「エゴの追求」を「悪い」と 決めつけるのは、 心理学的に解釈すれば、 自らが「エゴの追求」の衝動が強く、 それを否定して シャドーに抑圧している証拠です。 &amp;nbsp;  そのメカニズムに関しては、 多くの本で書いてきたので 説明を省略しますが、 都知事の発言を聞いたときの私の印象は 「あんたも、相当エゴの衝動が強いね」でした。 &amp;nbsp;  じつは、私自身もエゴの衝動は きわめて強いのですが、 都知事はお気の毒にも それを自覚しておられないようで、 「俺はOKだけど、みんなは何てエゴが強いのだ」 と感じておられるようです。    もっとも、自らのエゴの衝動が 自覚できるようになると、 選挙に立候補するということは なくなりますので、 これは代議士をはじめとする 今の社会の指導層全体にいえることです。 &amp;nbsp;  さて、罰としての自然災害がないとすると、 今回の大災害は何を意味するのでしょうか。 &amp;nbsp;  じつは、この問いかけ自体に 矛盾をはらんでいます。 何事によらず、意味付けをし、 理由をこじつけないと気が済まないのは、 たんに「この世」の風習であり、 「あの世」的ではないからです。 &amp;nbsp; 「あの世」の流儀というのは、 一切の意味付けをせず、 理由を問わず、起こった出来事を、 そのままそっくり受容することです。 &amp;nbsp;  宗教家の中でも、 あの世のことがよくわかっていた人は、 随所にそのことを説いているのですが、 「この世」の常識にとらわれていると、 なかなかそれは読み解けません。 &amp;nbsp;  『経営者の運力』（講談社）や 『運力』（祥伝社）でも紹介しましたが、 良寛が大地震の際に与板の山田さん宛に 書いた手紙に次のようなくだりがあります。  「地震は信に大変に候。(中略)  しかし、災難に逢う時節には、 災難に逢うがよく候。  死ぬ時節には、死ぬがよく候。  是ハこれ災難をのがるる妙法にて候。かしこ」 &amp;nbsp;  サッカーをしていて、 誰かがパスミスをして、 相手にボールを奪われてしまったとき、 いちいち「なにやってんだ！」と怒っていたら、 プレーが遅くなります。 &amp;nbsp;  それよりも、いま相手にボールがある という現実を直視して、 いかにそれを奪うかに注力した方が いいプレーができるでしょう。 &amp;nbsp;  その意味では、 自らのシャドーの投影を 漏らした都知事より、 ただちに行動を起こした大勢の ボランテイア達に 拍手を送りたいと思います。 &amp;nbsp;  私が、もしサッカー監督だったら、 ボランテイア達を選手に選び、 都知事は落とすでしょう。 &amp;nbsp;  とはいえ、こんな屁理屈ばかりこねていて、 何の行動も起こしていない私も、 選手には選ばれないでしょうね。 &amp;nbsp;  さて、これからの日本はどうなるでしょうか。 &amp;nbsp;  この大災害を契機にして、 大きく変わることは まず間違いないでしょう。 &amp;nbsp;  まず、人々のエネルギーに対する 感覚が大きく変わると思います。 &amp;nbsp;  これほどまでに 原子力に依存していた現実に目覚め、 節電策や自衛策に大きな努力が はらわれるようになると思います。 &amp;nbsp;  私の現役時代は、「家電」という領域で 仕事をしてきましたが、 これからは「個電」の時代になるでしょう。 &amp;nbsp;  つまり、大規模なインフラだけを 頼りにするのではなく、 各家庭や市町村が太陽や風力を使って 個別の発電をするようになるでしょう。 &amp;nbsp;  いまでも、たとえば「OMソーラー」 というシステムを用いると、 晴れた日の夜は暖房なしで 過ごすことができます。 &amp;nbsp;  ただ、（亡くなった土井さんの）技術者の目で見ると、 太陽熱の採取法や蓄熱法は、 まだまだ改良の余地が大きいと思います。 &amp;nbsp;  ほんの少しの工夫で、 冷房や暖房がほとんど 不要な住宅はできると思います。 &amp;nbsp;  電気だけでなく、 これからは井戸を掘る家が増えるでしょう。 &amp;nbsp;  すべてのライフラインに関して 自衛策が進むと思います。 &amp;nbsp;  自動車よりも 自転車にシフトが進むだろうし、 新しい4人乗りの自転車が 普及するかもしれません。 &amp;nbsp;  個別の家だけでなく、 街づくりもエネルギーの自給を目指した、 まったく新しい方向に進むでしょう。 &amp;nbsp;  不幸にして今回の大災害で 壊滅的な被害に遭った街は、 未来志向の新しい街づくりのチャンスです。 &amp;nbsp;  国のしっかりした 財政的な支援は不可欠ですが、 未来志向の新しい技術が、 日本からどんどん生まれてきます。 &amp;nbsp;  つまり、石油の高騰が避けられない これからの世界をリードするようになるでしょう。 &amp;nbsp;  この大災害の前までは、 私は日本という国は次第にGDPを減らして、 内面的な充実に向かうのか、 と思っていましたが、 どうもそうではないようです。 &amp;nbsp; 「個電」の時代に、 世界をリードする新技術を次々に生み出し、 かつてのソニーのような企業が どんどん出てきて、 日本はふたたび繁栄に 向かうのではないでしょうか。 &amp;nbsp;  技術者としての血が騒ぎますが、 土井さんも亡くなったことだし、 静かに後輩たちの活躍を見守りたいと思います。 &amp;nbsp;&amp;nbsp; 天外 伺朗 &amp;nbsp;</description>
      <pubDate>Tue, 03 May 2011 14:40:40 +0900</pubDate>
      <category>メルマガバックナンバー</category>
      <author>株式会社 office JK</author>
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