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教育と子育てダイアログ
(旧 ティール時代の教育と子育て)
お子さんが「ちゃんと社会に適合して、いい人生を歩んでほしい」というのはすべての親の共通の願いでしょう。
「社会」というのが厳然と存在しており、それに合うように子供を調教しなければいけない、というのが少し前までの常識でした。
それが「いい学校、いい会社、出世」という呪縛でした。
いまではその呪縛はだいぶ薄らいできましたが、それに代わる社会共通の子育て目標はまだ地平に姿を現しておらず、お子さんをどう育てたらよいのか、迷っておられる親御さんも多いと思います。
「いい学校、いい会社、出世」の時代から、社会が変わってきたのです。
その「社会の変化」がいま、すさまじい勢いで加速しようとしております。
親や教師が知っている「社会」にお子さんを適合させようとし、それがうまくいってしまうと、お子さんが育つころには「社会」が変わってしまい、むしろ不適合になってしまうかもしれません。
行政も、この社会の進化には追い付いていけません。
そもそも「社会に適合する」という考え方そのものに問題があります。
無理矢理社会に合わせるために本来の自分を押し殺し、魂の声に耳をふさぎ、重い鎧を着なさい、という意味だからです。
これは「戦士」としての生き方です。
いままでの社会は、「戦士」が尊重されてきました。
その象徴が「いい学校、いい会社、出世」だったのです。
たしかに「企業戦士」が会社の業績に貢献し、経済を発展させ、GDPを押し上げてきました。
天外自身も若い頃は、れっきとした「企業戦士」として日本のエレクトロニクスが世界を席巻することに貢献いたしました。
ところが、次の社会では「戦士」はあまり尊重されなくなることがはっきりしています。
鎧を着て戦う人よりも、自らの魂の源(ソース)につながり、自然に振舞える人が尊重されるのです。
この社会の大変革は、企業経営の分野から明らかになっていきました。
2018年1月に刊行されベストセラーになったF.ラルー『ティール組織』は、「人類の意識が次のレベル(the Next Stage of Human Consciousness)に達したがため、彼が“ティール”と名付けた新しい組織運営法が出現した」という内容です。
「ティール組織」では、上下関係や指示・命令がなく、一人ひとりの自主性が重んじられ、「全体性」が発揮されることが求められます。
「全体性」というのはまさに、鎧を脱いで自然に振舞うことです。
この意識の進化は、組織運営のみにとどまらず、社会のあらゆる局面に展開されます。
その新しい時代を「ティール時代」と呼ぶことにします。
人類の意識の進化・成長という視点は、いままでの教育にも子育てにもまったく欠けていました。
「ティール時代」になると、いままでの常識が180度ひっくり返ります。
その新しい常識を身に着けた人と、旧来の常識に固執する人とのギャップは限りなく大きくなるでしょう。
これから教育や子育てに携わる方は、旧来の常識に固執していると、人類の進化の妨げになってしまうのです。
ご自身の意識の変容に関心を持っていただくことが、最大の子育てのカギになります。
現在、2021年9月期のお申込を受付中。
定員になり次第、予告無く締切りますので、
ご希望の方はどうぞお早めにお申込ください。